見出し画像

【オタク六法】災害時もしくは疫病が流行する時下でイベントを実施する際、出演者の健康と安全が守られるかを第一に考えた上で実施の判断をしなければならない。

こんにちは。Hamaru StrategyのChief OTAKU Officerつっきーです。

今回から、「オタク六法」という連載を始めてみたいと思います!
これは、古今東西のオタク業界でのトラブルや炎上事例を分析し、
そういった事態が起こらないためには何をすべきか(すべきでないか)を法律っぽくまとめていこう!という試みです。

第1回の今回は、コロナの影響下で起こってしまったこちらの炎上事例から。

事例

初夏に行われるライブイベントで、出演者と会えるバックステージツアーの開催が告知されました。
参加するにはライブ前に発売される出演者のCDを購入し、封入された抽選券を使って抽選に参加し、当選する必要がある…というものです。

当選人数から鑑みて、当選するには相当数のCDを購入する必要があることは明白です。

また、この案件は4月上旬に告知されたものです。

炎上したポイント

この案件で炎上したポイントは2点あります。

①ライブの開催自体が危ぶまれる中、バックステージツアーは開催される可能性が低く、大量のCDを購入させるための施策としては不誠実すぎる

出演者のコロナ感染リスクを上げるもので、今の時期に適切ではない

今回はその中でも②のポイントに着目したいと思います。

推しの健康は何よりも優先されるべき

推し(好きな俳優、アイドル、声優、キャラクター等)はファンにとって唯一無二の存在です。

そしてその推しの健康は、時に自らの健康よりも優先されるべきもの。

近年、出演者の健康状態を理由に出演がキャンセルになっても、ファンがそれを非難する動きはかなり少なくなってきました。
推しの健康を害してまでイベントを主催してほしくない!」という思いを持つファンが、マジョリティーになっていることの表れだと言えるでしょう。

そんな中、推しの健康が守られないとなれば、主催者への信頼が一気に失墜してしまうことは明白です。

災害や疫病のリスクがある際、イベント主催者が判断しなければならないポイントは多岐にわたります。
しかし「炎上を防ぎたい」という目的を持つのであれば、まず出演者の安全と健康が守られるように最善を尽くすべきではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?