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おっぱい、バイバイ!③助産院で卒乳ケア

授乳をしなくなると母乳の分泌量は少しずつ減り、最終的には血液の中に吸収されていく、らしい。

卒乳後に助産院でおっぱいケアをする人はどれくらいいるんだろうか?少数派なのかな?
そもそも授乳期間中一度も助産院のお世話にならない人もいるだろう。ぜったい必要なものではない。
当然、保険適用外。

私は母乳過多&乳腺が細く詰まりやすいタイプだったので、授乳期間に何度も助産院に駆け込んだ。
卒乳後もたまに胸がチクチクして嫌な感じだったし、おっぱいへの憂いは解決しておくべく、迷わず卒乳ケアをお願いした。



9月(娘、1歳1ヶ月)

次の授乳までの間隔を少しずつ空けていく。
耐えられる時間が6時間→8時間→10時間、と少しずつ長くなる。
パンパンになるまで母乳を溜める→限界と思ったら授乳。
2度くらいパンパンを越えてガチガチ(乳房が変形するくらい)になってしまい、飲ませた後も炎症や詰まりが残った。
ハーブティーを飲んだり保冷剤を当てながら寝たりしてなんとか回復。
少しずつ分泌量が減り、9月下旬には1日1回になる。


10月(娘、1歳2ヶ月)

中旬に娘、卒乳。
助産師さんからあらかじめ「最後の授乳をしたときから72時間経ったら連絡ください」と言われていた。(LINEでやり取りしてくれる方だった。ちょっとしたことも都度質問できてありがたい)
ガチガチで痛くなるということはないが、丸3日飲まれないとやはり母乳が溜まってきてずっと胸が重い感じ。
早くマッサージで出し切ってもらって楽になりたいー!と前のめりな気持ちで連絡。

すると「ある程度そのままパイの中に母乳をためといて下さい。最後の授乳日から1週間以上経った日に予約入れましょう」と。

えー!あと4日もこのまま待たなあかんの?!。゚(゚´ω`゚)゚。

「溜めとくと、「もう作らなくていいよ〜」という司令が脳にいきます。
パイの張りが少し強くなれば保冷剤か冷却シートで冷やして下さい。
バンザイしてみて、パイに痛みを感じたら、「パイがちょっと楽になる程度」まで「ゆっくり搾乳」してください。」

この教えは授乳期間中も何度も言われたこと。
うまく守れなくて何度も乳腺炎になった苦い過去(しっかり溜まる前に授乳してしまい、結果さらに分泌量が増える/スカッとするまで搾乳してしまい、結果さらに分泌量が増える&搾乳が乱暴で炎症をこじらせるなど)があるため、しょんぼりしながら今度は遵守する。

搾乳は上手くできる自信がなかったので、できるだけしない方向で、主に保冷剤で冷やしまくった。


そしてなんとか1週間を耐え忍び、晴れて助産院へ。

絞ってもらうと、ピューピュー母乳が出た。
まだこんなに出るんやなぁ…

もっとも、数日以上溜めっぱなしにした母乳はまずくなって飲めたものではないらしい。

娘はたまごボウロを食べながら、私のおっぱいから液体が出る様をなんとも言えない顔でじっと見つめていた。
もっと取り乱すかな?と思ってたけどそんな事はなかった。おやつを食べたあとはおもちゃで遊んでいた。彼女なりに「おっぱいバイバイ」と折り合いをつけたように見えた。

助産師さん曰く、吸われると母乳が復活することがあるらしい。母親が寝てる間に服をめくってこっそり吸ってたなんて事例もあるから気をつけてくださいと言われた。凄い話だな…
まだ我が子にそこまでの知恵と度胸はなさそうだが、ミーミー泣かれたときに私がほだされて与えないようにしなければ。

1時間くらいかけてしっかり乳腺のお掃除してもらい、終了。
スカッとしたー!胸が軽い!!爽やか!!

ここからさらに1ヶ月後に、最後のケアをするらしい。


↑今日その最後のケアに行ってきた。乳がんの話など色々勉強になった。しかしすでに話が長くなってしまったのでまた次回に。



卒乳後のメンタル面について。

娘はその後、「ごはん」か「おやつ」か「おでかけ」で納得してくれている。

スキンシップ時間はどうしても減るなーと感じたので、特に理由なく抱っこして時間を過ごしたり、お膝に乗せて絵本を読んだりしたり。


卒乳ケアの日から2週間後くらいに一度だけ、夜寝るときに娘の虫の居所が悪い日があった。

娘の表情からおっぱいを思い出して泣いているのが分かって、ぐうっと私も泣いてしまった。

もちろんあげないけどな!

泣き寝入りをした娘の横で私はまだしばらくぽろぽろやっていた。
後悔はしてない、卒業おめでとうって意味でな!


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