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『白くしたたる花の部屋』15:プロット100本できるかな。

 タロットカード6枚引いて小説のプロット100本作る創作訓練やってみた記録です。


◆引いたカード◆
1主人公の現在:女帝(正)繁栄、豊かさ、収穫
2主人公の近い未来:正義(正)バランスの取れた判断、常識的
3主人公の過去:女教皇(逆)あさはかさ、気難しさ
4援助者:運命の輪(正)物事の好転、運命的な出来事
5敵対者:魔術師(逆)方向転換の時期、経験不足
6結末:法王(逆)行き過ぎた行動、信仰心の無さ


『白くしたたる花の部屋』15/100(現代物)

 これといって不自由のない日々をおくるカツミ(女帝・正)。時々思い出して胸が痛むのは、幼い頃、一緒に性戯にふけった、もう名前も覚えていない相手のことだ(女教皇・逆)。大人にバレて引き離され、それ以来ずっと会っていない。
 忘れようとして、女性と付き合う経験もした(正義・正)が、いつもどこか満たされない。
 あるとき、子どもの頃の相手と瓜二つの青年に出会う。本人ではないかと疑うが、はぐらかされるばかり。翻弄され、気づけば恋に落ちていたが、恋愛経験が浅く、どうしてもうまくいかない(魔術師・逆)。
 身も心も捧げたいと思うほど心酔したカツミだが、実は青年は幼い日の相手の弟だった。すべて彼がたぶらかしたことにされ、親も周囲も彼を信じない中、精神を病んでずっとひきこもっている。カツミは何も知らないまま青年に誘い込まれ、かつての相手が引きこもっている部屋に監禁される(法王・逆)。  (了)


 監禁ものって、読むのは好きでも書くのは苦手で、こうしてプロットとして書き出せるのも、このやり方のおかげだなーと思ってみるのです。
 なお、このカードのどこに監禁要素があったのか、とは聞かないでくださいませ。
 赤江瀑が大好きだったなあ。


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