見出し画像

『アヤノはカワイイだけじゃない』14:プロット100本できるかな。

 タロットカード6枚引いて小説のプロット100本作る創作訓練やってみた記録です。

https://amzn.to/3dNWoet

◆引いたカード◆
1主人公の現在:節制(逆)不毛、忍耐力の無さ
2主人公の近い未来:星(逆)悲観的、大きすぎる理想
3主人公の過去:女教皇(逆)あさはかさ、気難しさ
4援助者:悪魔(逆)更生、目が覚める
5敵対者:審判(逆)こだわる、遅延
6結末:力(正) 穏やかな強さ、積極性

『アヤノはカワイイだけじゃない』14/100(現代物)

 オタサーの姫、アヤノは男の娘(アヤノは姓)(節制・逆)。いつかラノベ小説家としてデビューを夢見ているが、実は最後まで書き上げたことがない(女教皇・逆)。
 そこへ入部してきた元ヤンのユカリ(は姓、名はアラタ)。更正して楽しい青春を過ごしたいと考えた矢先、テレビでコミケ特集を見て感銘を受け、入部を決めたのだという(悪魔・逆)。
 しかしそもそもオタクではないユカリは、部内で浮いてしまう。その様子が小説のネタになると考えたアヤノ。しかしラノベの小説は可愛い女の子と決まっている(審判・逆)。どうにもうまく書けず悩んでいる折り、文化祭の出し物が女装カフェに決まった。アヤノ姫と違いまったく女装が似合わないユカリだが、部員たちが予想外に萌えはじめ、ふたりの百合妄想を語り出す。
 呆れたり怒ったりする二人だが、アヤノはなにかふっきれて、ホモ百合小説を一本書き上げた。アヤノの作品を載せた部の同人誌はネットで評判になる。
 ラノベ小説家への夢を確かなものにするが、たまに、これでよかったのかと悩まないでもないアヤノだった。  (了)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?