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『ミルク色の庭に花咲く年は』16:プロット100本できるかな。

 タロットカード6枚引いて小説のプロット100本作る創作訓練やってみた記録です。


◆引いたカード◆
1主人公の現在:法王(正)善良、堅実
2主人公の近い未来:月(逆)嘘に気づく、小さくて済む危険な出来事
3主人公の過去:女帝(逆)不安定な愛、停滞
4援助者:塔(逆)九死に一生を得る
5敵対者:戦車(逆)報われない勝利、独占欲
6結末:塔(正)急なトラブル、損失


『ミルク色の庭に花咲く年は』16/100(ファンタジー)

 ジンとニムは教会に捨てられていた双子の赤ん坊だった(女帝・逆)。二人は少々良い子すぎるきらいはあるものの(法王・正)、そのほかはごく普通の子どもに育った。
 しかし政に絶大な影響をもつ司祭が、この双子の兄を生かしておくと国に災いをもたらすと予言する。一方、弟は生きている限り国に恩寵をもたらす存在であり、寿命より先に死ぬようなことがあれば国は呪われるという。どちらが兄でどちらが弟か誰も分からない。仕方なく、母親が見つかるまでの間は二人とも命を奪われるのは免れる(塔・逆)が、国を憂える輩が一方を兄と妄信して命をねらう。
 判明するまではと、いずれどちらかを殺すつもりの勢力に守られながら、二人は閉ざされた庭で二人だけの遊びをする。それは真剣でのチャンバラごっこ。血塗れの、殺し合いのような遊び(月・逆)に、いずれ本当に死ぬのではと二人は引き離された。
 二人は逃げだし、自分たちで母親を捜しに出かけ、国は大混乱となる(塔・正)。  (了)

 読み返すと、コインロッカー・ベイビーズじゃん? という気が。そういえば『物語の体操』の課題のひとつに村上龍の作品の構造を盗作する、というのがあったような。
 しかしこの世界観で「チャンバラごっこ」はないな!
 名前のアイデアだけメモしてあったのを拾ったんですけど、いろいろ因縁のある名前にしたはずが、肝心の因縁をメモしてなかったので思い出せない。

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