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何にもないような気になって
次の一歩に
足が竦む

何にもないような気になったとき
本当は一番
軽いんじゃないか

何にもないから受け止められるのだ
私がいつか言ったはずの言葉を
そして
あなたの言葉を

帰り道の大きな月は
まるで私の
希望の塊のようだった

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月森文 tsukimorifumi
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