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改めて、タイ王国にて【共食】ということを考える

「村の人とご飯を食べるのが私の仕事です。」

と、いうことを常々話しております。

字面だけだと伝わらないでしょうし、いきなりその言葉を相手が受け取ってもピンと来ていない顔をされることが殆どです。

別に相手を困惑させようとも思っていないですし、何を大切にしているかというと本気でそれを第一義に考えております。

【同じ釜の飯を食う】

ノンタオ村・Kwivの家にて


その言葉自体、我々日本人は忘れかけているのかもしれませんし、古臭い言葉なのかもしれませんが、私自身、22歳で初めてタイへ行き、バンコクに到着した翌日からコーンケン県というイサーン地方(東北タイ)の農村部にホームステイをした経験から学んだ、【共食】の大切さを常に意識しております。

一緒にご飯を食べるという事は歓迎する、されている、という事であり、人と人とが打ち解ける近道でもあります。

たとえ言葉が通じなくても、一緒にご飯を食べていると不思議と空気が柔らかくなるものです。

「美味しい。」

と、

「有難う。」

この二つの言葉さえ伝えられれば、大体はなんとかなる。

あとは、笑顔で伝える。

思えばタイで最初の一枚も知らないおじさんとの笑顔だった



食事はただの栄養摂取でも、消費行為でも無いのであって、食事自体が会話です。

ですので、誰かと食事を摂る時間は大切です。

ご飯を食べる、イコール、時間を共有する、という事でもありますね。

日本でも、タイでも、それ以外の国でも、誰かと一緒にご飯を食べている時が私にとっては一番幸せな時間です。

朝からコーヒーのテイスティング

 コーヒー屋なので、同じコーヒーを飲むことも一緒です。

コーヒーを淹れて、飲みながら、会話を積み重ねていくのです。

24/06/30 Facebookより

以下は、ウェオの投稿です。

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