2020年の5月 地元に住んでいる親友の訃報が届いて 7歳と5歳の娘さんと、美人で素敵な奥様を残して 彼は突然旅立って行きました。 感染症が流行り始めた直後のことだったので お葬式にもお墓参りにもいけず 悲しいかどうかもわからないまま ただその事実を受け止めて 奥様にお悔やみのお手紙と香典をお送りしました。 生前はInstagramで彼の幸せな近況を目にしていたし 毎年私の誕生日には必ず彼から おめでとうのメッセージが届きました。 私は仕事と子育てで、心が悲鳴をあげ
離島暮らしの中で 自分が自分を出せなくなった理由についてのお話しです。 今から14年前の2010年。 結婚を機に、離島へ引っ越すことになりました。 親兄弟はもちろん、親戚も友達もいない、縁もゆかりもない土地でした。 とは言っても、引っ越す事に、当時はほとんど不安はなくて 彼との結婚生活への期待で、胸いっぱいの幸せを感じていたのと 美しい海を見ながらの生活に憧れていたのもあって 周囲の心配の声はほとんど耳に入れないまま、離島暮らしがスタートしました。 一番の衝撃だったの
こちらは長崎市にある諏訪大社。 本殿を左側に進むと、ひっそりと立っている古い狛犬様がいらっしゃいます。 狛犬様の横に備えてあるコヨリを持って 「止めたい事」を願いながら 足に巻き、祈願する信仰があるそうです。 たまたま見つけたこの場所で 初めて出会った祈り方。 「私にとって止めたい事ってなんだろう?」 初めて考えた瞬間でした。 一つだけ浮かんだ止めたい事、それは 「人を疑う事をやめたい」 でした。 自分の人生を幸せにするために 本を読んだり、行動を変えてみたり
今、この花を撮りたい 今、この景色を撮りたい 季節を追いかけながら写真を撮っていると 自分の感覚を信じて動けるようになってくる。 朝早くても、朝焼けを見に出かけたり 雨の日でも、雨粒と花を撮りたくて出かける。 子育ての中にいると、自分本来のリズムで動く事が難しくなる。 家族と過ごす時間も好きだけど ひとり目に映る景色を 「きれいだな」と感じて眺める時間も大事にしたい。 私にとって写真は、自分本来のリズムを取り戻すきっかけだった。 今を感じる大切な時間。
私にとっては これから結婚しようとする相手が 離島に就職する事は想定外で まさか12年の島暮らしをするなんて 思ってもいませんでした 島の中は本土で当たり前にある物は ほとんどなくて コンビニ 24時間空いているお店 ファーストフード 大型のショッピングモール・・・ 今まで当たり前にあったものは 私の視界から完全になくなって 不足感を噛みしめながら 生活がスタートしました ただ、長い年月「無い」事に慣れると 「無い」の中に「有る」を探すことが できるようになり 青
12年暮らした島を離れて半年が経とうとしています。 季節を追いかけて撮影していた日々が身に染みついていて 今頃、あの場所のあの花は咲いているかな、とか 夏の海はさぞかし青いだろうな、とか 思い出してはカメラを持って車に飛び乗って行きたい気分です。 そんな島暮らしの日々が当たり前になっていたので 自然の中で暮らす幸せをまた感じる生活をしたいなと 懐かしくも、今もそこで暮らす人を羨ましくも思います。 生まれ育った方々とは違うものの 私にとっては第二の故郷で大好きで大切な場所で