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バレエダンサーの疲労回復のための食

こんにちは!tsukikoです!
管理栄養士として、
ダイエットサポートや栄養指導の仕事をしています。

コンクールや舞台などの本番前には
レッスンやリハーサルなどが立て込み、
長時間に及ぶことも少なくありません。
本番に備えて、疲れがたまらないように回復するのが大原則ですよね。

疲労が蓄積されていてはパフォーマンス低下やけがにつながってしまうこともあります。
今回は、疲労回復の栄養テクニックについてお伝えしましょう。

疲労回復の大きなポイントはこの2つ

・栄養ケア
・休息

さらに、栄養ケアの中でも疲労回復のために大切にするポイントは

○運動後できるだけ早く栄養補給する
○消化に良いものを選ぶ

ことです。
詳しく解説していきますね。

○運動後できるだけ早く栄養補給
疲労がたまらないようにするには、レッスンなどの後できるだけすぐに栄養補給すること。
以前は30分以内といわれていたのですが、今は「できるだけ早く」といわれるようになりました。
特に、バレエの動きなどによって利用された糖質と、筋肉修復のためのたんぱく質を合わせて補給することが重要です。

運動が長時間に及ぶ場合は、筋肉や肝臓に蓄えられているグリコーゲンが消費され枯渇することで、筋たんぱく質の分解が起こりやすくなると考えられています。
そのため、たんぱく質だけではなく、炭水化物も必ず合わせて摂ることが大切です。
また、それらの代謝を助けるビタミンB群やビタミンCの補給も同時に行うようにしましょう。

○消化に良いものを選ぶ
激しい運動をしたあと、食欲が出ないという経験は誰しもあると思います。
活動中は自律神経優位となり、胃腸に血流が行き渡らず動きが低下し、胃腸にも疲労感が伝わることが原因と考えられます。
特に夜遅くにまでレッスンが及ぶときには、なるべく胃腸に負担をかけないように、
消化吸収のよい食事や食品を選ぶ
ことが重要です。

おすすめの食事や食品についても触れておきましょう。

○バランスの取れた食事
○卵うどんや湯豆腐など温かい料理
○玄米や雑穀米より白ごはんやお粥

☆きちんとした食事がすぐに摂れない場合は、
補食でカバーするのもおすすめです。
おにぎり、低脂質のパン、バナナなど食べやすいフルーツ、ゆで卵、ヨーグルト、ゼリー飲料、ラムネ(ブドウ糖)など

そして、避けたい食事や食品は次のとおり。

○揚げ物や脂肪分の多い食品
○冷たい食べ物をたくさん摂る
○ごぼうやサツマイモなどの食物繊維の多い食品

レッスンや舞台の合間などで栄養補給する場合は
固形物の消化には2~3時間かかるため、
より消化吸収のよいものを選ぶようにして、身体が重くなることを防ぎましょう。
前もって、本番と同じ時間やタイミングで自分に合った食事・食品を実際に試して選定しておくことがおすすめですよ。

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