バレエダンサーと塩分のはなし
こんにちは!tsukikoです!
管理栄養士として、
ダイエットサポートや栄養ケアの仕事をしています。
塩分について、摂りすぎないように意識していますか?
日ごろから汗をよくかくバレエダンサーにとって、塩分のとりすぎは特に意識していないかもしれませんが、
塩分を摂りすぎることのデメリットについて詳しく知っておく必要があります。
日本人の食事摂取基準によると、
塩分量の目標量は、女性6.5g/日未満、男性7.5g/日未満。
この数値は、WHOが推奨する世界的な塩分量の目安である5g/日に比べると高いのですが、それでも実際にはこの基準値をオーバーしている人が多くなっています。
(日本人の一日の平均塩分摂取量は、男性10.8g、女性9.2g 厚生労働省 “平成28年 国民健康・栄養調査”より)
あくまでもこの数値は大人においての目安であり、
身体の小さな子どもや細身のバレエダンサーは、
さらに少な目に見積もる方が良いとされます。
塩分量の高い食事を摂り続けると、いずれは高血圧など生活習慣病に関わる重篤な症状に見舞われることとなりますが、
それ以前から、
バレエダンサーが美しく踊るためには塩分を摂りすぎないように
日ごろから注意しておくことをおすすめします。
ナトリウムは身体の中に必要な成分で、
少なすぎるとめまいや吐き気などを引き起こし、時には昏睡から死に至ることもあります。
塩分量は多すぎても少なすぎても身体にとって良くありません。
そのため、熱中症予防のための塩分摂取と、日ごろからの塩分量は切り離して考える必要があります。
塩分を摂りすぎるとまず身体に表れるサインがのどのかわきです。
体内のナトリウム濃度を調整するために水分が必要となり、のどがかわくのです。
のどの渇きをおさえるために水分を必要以上にたくさんとってしまうと、
身体が重くなったり、
むくんだり、
といったバレエダンサーは避けたい症状につながってしまいます。
慢性的な塩分過多は、むくみから代謝低下につながり、体重が増えやすい状況を引き起こします。
さらに、ナトリウムのとりすぎは骨密度の低下につながる事も覚えておきましょう。
塩分の摂りすぎは、現在のパフォーマンスと
将来的な健康の両方に悪影響を及ぼすものです。
今日から意識して取り組みましょう。
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