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映画『ガタカ』を観て

こんにちは、月子です。
最近SF映画の『Gattaca(ガタカ)』を観ました。

面白かった。
高評価に期待しすぎたのか、
ストーリー展開が急すぎるせいか、
めちゃくちゃ心動かされる!
というほどではないけど、
映像が綺麗だし、設定が良い。
人によって考察が違うことも含め、
面白い作品だと思う。

①この映画は人の強さ、凄さのようなポジティブな面にフォーカスした作品だと思う。
身体能力や健康・寿命までもが遺伝子操作で決まり、生まれた時から人の運命がわかる。
近い未来にありそうなリアルさ。
生きる前から優劣を判断される事に闇を感じるけど、その反面温かい部分がより印象強い。

・科学技術が発達した世界に人類の凄さを感じる
・主人公が辛い現実を受け止めつつ諦めない心
・ユージーンがヴィンセントの為にとる行動

あらゆる場面で絶望と共に、人の前向きさも感じられて、この映画が静かに励ましてくれている気がした。

②ユージーンが死ぬラストがとても印象的。
・人生を諦めて死にたがっていた彼も最後は彼なりに生きる希望を持って命を全うしたんだろうな
・自らを犠牲にできる優しさがあっても結局は死んでしまうのは悲しい
・ヴィンセントが今後生きる為にユージーンが残したものを想うと泣ける
・ヴィンセントが地球に戻ってきたとして偽物の人生を生きてくのも何だか悲しい
・残してくれたものを使わない選択肢も悲しい
・結局遺伝子による運命に皆がずっと囚われていて悲しい

あの先のシーンがないからこそ、
色んな悲しい余韻が続くラストだった。

③この世界に生きて子供を作るとしたら。
そもそもこんな遺伝子絶対の世界で、操作行わないっていう無謀なことは誰もしないと思う。
この先生きていく子供が辛いのが目に見えてる。
自然出産って選択肢残ってるんかい!
…って思ったけど、そんな子供の未来とか考えない親もいたりするし結局は現代とそんな変わらんか。

思いのほか長い感想になってしまった。
捉え方の別れそうなシーンが沢山あったから
色んな人の感想を聞きたくなった。
遺伝子をどこまで絶対的と捉えるかで、
意見がかなり分かれそう。

どんな状況であれ希望があると信じたい。

2021.10.04

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