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冬のひとコマ ・手打ち蕎麦

 素浪人生活に少しずつ慣れ、浪人仲間との田舎遊びを伴に、Youtube等で新しい遊びを探す毎日が続いている。ま~、友人連は徐々に、あの世に逝ってしまうのは寂しいが、しょうがないネとあきらめる。。
 さて、田舎遊びの定番は、百姓ごっこ! さらには、爺の定番趣味に、”手打ち蕎麦”があるので、田舎素浪人は蕎麦栽培でも遊んでる。
素浪人には農機具も農地もないけれど、田舎は農業資材・重機に不自由しないし、もちろん農地も余ってる。爺仲間との数時間レベルの農作業を重ねることで、運動と蕎麦の蘊蓄も積みあがる。。蕎麦打ち名人・師範は名峰のごとく並び立ち、険しい修行道もあればワンゲル・レベルも歩めるのが、この趣味の定番たる所以!
 今じゃ、良質な各種蕎麦粉の入手も、高山製粉(株)のような大手製粉業者から通販できるので、自前蕎麦粉に異なる蕎麦粉を混ぜる等の遊びも簡単に楽しめる。 ちなみに、信州そば粉の大手通販サイトの品揃えは、

【家庭用そば粉】の通販【業務用そば粉】の通販なら高山製粉 (takayamaseihun.co.jp)

 冬のひと時、田舎素浪人の暇つぶし方でも、お愉しみください。

・田舎の遊び--- 手打ち蕎麦
 
何故、素浪人が蕎麦打ちを続けているの?と言われれば、簡単・安価に準備できるし。。。いやいや、蕎麦の名店は、そりゃ旨いけれど、好きな銘柄でのハイボールなんては嗜めやしない。つまりは、手打ち蕎麦は、気軽に”好みの酒”で楽しむ事!が目的ですよ。
 素浪人爺は、扶持米をいただいていた時代に、”お祭り用ふるまい蕎麦”を作成する為に、そば打ち訓練を同僚連と受けていたので、一応のスキルと簡便道具は持っていた。素浪人になってからは、新たに百姓ごっこを追加して、趣味のひとつにしてしまった次第。。
 ①蕎麦粉の楽しみ方
 参加したグループの蕎麦栽培品種は、”信濃一号”。 若干甘味に欠ける品種と想うけど、信州といえば、ざる蕎麦! やっぱり、ざる蕎麦には向いてるなあ〜。。蕎麦品種は沢山あるけれど、例えば、越前蕎麦は甘味が強くて、おろし蕎麦!が有名。 各地には、栽培品種の特徴に応じた蕎麦の食べ方が根付いてる。

・蕎麦の種:信濃一号 (水耕床で苗サラダも食べるけど、面倒。。)
 畑を耕運し、8月に播いて、10月に収穫(秋蕎麦ですね。)  天日干し後に、
唐箕にかけてから、近郊の製粉所に持ち込み、そば粉に挽いてもらう。。

 もちろん、そば粉は上記通販ならば、挽きたて粉が購入できるので新蕎麦時期以外は、製粉業者から、季節や好みに応じた粉を取り寄せる。粒度が異なる蕎麦粉を調合する事で、風味や食味を変えるのも、通販時代の手打ち蕎麦の楽しみ方。。月影は、高山製粉の”手挽メッシュ”を冷凍庫保存で使ってる。

ブレンド用粗挽き粉として、15%程度混ぜる

②蕎麦つゆの楽しみ方 
 蕎麦つゆは、市販つゆも良いけれど、酒呑みには、ちと甘すぎ・旨すぎる。。 “返し”と昆布、厚切り鰹節、干しシイタケ、を常備してあれば、自分好みの ”蕎麦つゆ”で楽しめる。 “返し”は、みりん+砂糖+醤油で仕込む醤油調味液だが、月影は500CC単位でワインボトルで保管する。もちろん、返しは、醤油、味醂、砂糖種で変化するし、火の入れ方で味変ができるので、酒の肴に合うような尖った調整で楽しめる。
 お江戸の生返しは、食事としては辛すぎるが、酒のあてとしての冷蕎麦には良く似合う。。。ちょっと、生返し風蕎麦つゆに寄せて、ざる蕎麦+バーボン・ハイボールがMyブーム。。

冷暗所または冷蔵庫で保管(シャトレーゼの通いワイン瓶:@¥150程度)

 出汁のレシピは。。簡易レシピではあるけれど、参考までに。。。 
 ・前日夜に、”昆布+干しシイタケ”を、水出しで抽出。
  翌朝に、昆布・椎茸を取り出して、厚切り鰹節で15分煮だすだけ。
 だしを冷やして、”返し”を加えて、冷蕎麦用つけ汁や温蕎麦用かけ汁には濃さを調整。 返しを加えた後は、再度火を入れて、汁を馴染ませてから、再度冷やして冷蔵保管。梅干し汁などの隠し味も、お好みで。。。
 ラーメンのように凝ったスープ作りに比べれば、非常に手軽! 蕎麦は、”3たて:挽きたて・打ちたて・茹でたて”と言われているように、寝かす時間が少ないのも特徴で、昼飯用ならば11時ころから、打てば良い。
 いや~、蕎麦を肴で好きな酒を嗜むのは、こたえられません!

・趣味としての蕎麦打ち
 蕎麦打ちは、いろんな手法があって、自己流では手間がかかりすぎ。。
ただ、お師匠様に習った後は、創意工夫でいくらでも上達できるのが、趣味の醍醐味だし、幾多の蕎麦打ち名人に教えを乞うことも楽しみ方。。
名人・師匠・同好の士に出会えることが嬉しいし、旨く打てれば友人連と分け合える!
 もっとも、素浪人にはPCオーディオ前での、一人酒が似合うけど。

 お気に召せば、手打ち蕎麦でも嗜んでみては、いかがかな、と。。
  (蕎麦の切れ端は、オリーブ・オイルでジックリ炒めて、塩・胡椒ネ!)
 

バーボン・ハイボールで一杯!


                           


素浪人シルバーエンジニア 月影四郎と申します。幕府学問所を卒業後、仕官したお城づとめも終了し、素浪人として歩き始めました。  皆さまに楽しんでいただけたらとふと思いたち、徒然なるままにnoteデビューした次第でございます。