ヘアドネーションに参加したら、もっと着物が楽しくなった☺️
のんびり更新の「桃花鳥-tsukika-」店主です。
今日はヘアドネーションに初めて参加した話を書こうと思います。
2年程前からご縁のありました神社さんでの巫女奉仕があり、髪は1つに結わいていたんだけど、途中からヘアドネーションに興味を持つ様になった。
そもそも、ヘアドネーションって?
ヘアドネーションとは
ヘアドネーション(英: Hair Donation)とは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。
Wikipediaより
よくタレントなど発信力のある方のヘアドネーション報告はあったけど、最近また話題になったきっかけはウィッグを待つ子供と同じ年齢の子がロングの髪をバッサリカットしたbefore afterの写真をSNSに載せたことがきっかけだった。
実は以前にも髪の寄付を考えたことが学生時代にあったのだけど、あの当時はカラーリングやパーマなどを1度でもした髪はNG?という話や長さの制限・寄付方法の難しさの壁があり、結局断念した記憶がある。
ある男の子のヘアドネーションをした記事に、今のヘアドネーションの参加方法は簡単だと書いてあった。
え、そうなん?
15cm~でも寄付できるの?
という訳で調べてみた。
現在寄付先は大きく分けて3ヶ所がある。
寄付先一覧
・特定非営利活動法人 Japan Hair Donation & Charity
→大阪府大阪市のNPO法人。フルオーダーのメディカル・ウィッグ『Onewig』(JIS規格取得)を製作し、完全無償で提供している。日本でヘアドネーションを広めたのはこちららしい。
・特定非営利活動法人HERO
→宮城県仙台市のNPO法人。東日本大震災後の被災地3県の幼稚園や保育園でオリジナルキャラクター「
破牙神ライザー龍」と共に年間200回以上の無償公演を行っている。
上記プロジェクトの立ち上げメンバーの闘病をきっかけにヘアドネーションの活動も開始。
・株式会社グローウィング『つな髪プロジェクト』
→15cm~30cmの髪でも寄付を受付ている会社。
現在システムや認定の流れ作業変更のため、一時的に短い髪の新規受付などを休止予定。
詳しくは「重要なお知らせ」へ。
詳細や活動内容などはリンク先の各HPを参照。
色々読んでみて感じたことだけど、様々な方の様々な思いが綴られていてどこに寄付をするか簡単に判断してはいけないと思った。
自分の気持ちに近い所を選ぶべき。
大切なポイント
・15cm~30cmの髪は髪色など状態により医療用ウィッグスタイリストを育成するための練習用ウィッグになる場合がある。
・パーマや縮毛矯正などをした髪、白髪は寄付の受付ができない所がある。
・何cmの髪を寄付したら、一体どの位の長さのウィッグができるのか考えること。
・ひとつのウィッグを作るのに20~30人分の髪か必要になる。
ウィッグがどうやってできるかというと、大まかな流れとしては、寄付で届いた髪を選別、洗浄・加工し、ウィッグを待つ子供達に合わせてウィッグネットに髪を折り返して結びつけて作成する。
つまり、寄付した髪が60㎝の場合は、折り返して30㎝のウィッグになる。
30㎝前後の髪は15㎝前後のボブウィッグになる。
15㎝の髪は医療用ウィッグを制作するスタイリスト育成や髪が比較的抜けやすい折り返して結びつけないウィッグになる。
それなら....もう少し伸ばそうかな。
メジャーで計ったら35cm位の髪を見て、そう思った。
勿論、髪が長けりゃいいってもんじゃない。
髪が枝毛でボロボロでは意味が全くない。
恩着せがましい寄付なんて意味ない。
もう少し伸ばそうと思って半年が経った。
ついに髪が長く伸びてきて、2本かんざしだとまとめにくい状態になってきた。
↑分かりにくいけど、まとめきれなくてごちゃーっとしてる髪の写真。
店主が写真苦手過ぎて切る直前の長さが分かるものが見付からず;
というか、かんざし下手なだけなのかも。
今年はやってみたかったお仕事を経験させて頂いたこともあり、この感謝や嬉しい気持ちを、だれかに繋げたいと思った。
髪が無いことは子供にとっては大きい負担になると思う。
外に出かけたくても周囲の目は気になる。
同じ年代の友達に何て言われるだろうか。
ウィッグを希望する子供の理由は様々で、
薬の副作用もあるし、火事での火傷だってあるだろうし、環境変化でのストレスだって。
その子の痛みは代わってあげることはできない。
命の長さも分けてあげられない。
それなら、
私の髪でその子の笑顔を護れるなら、願うことができるなら、どんなに素敵なことだろう。
長年ドラッグストアのバイトをしてきて、処方箋を待つ待ち合いの席の子供を見てる。
長年入退院を繰り返してきた友人も見てる。
他人事とは、思えない。
相方の友人に美容師さんがいるので、今度一緒に予約をお願いした。
その際、ヘアドネーションで送りたい旨を伝えた。
当日。
切る直前の写真。
ヘアドネーションの寄付先と連携している美容院にいけば、カット後の発送とかもお任せできるからおすすめ。
私の場合は相方の友人にカットをお願いしたので、自分で発送。
事前に寄付希望を伝えてあったので当日はジップロックを持参。
ゴムで束ねてからカットしてもらいます。
思いきってざっくりいってもらう。
↑結構伸びたなぁーとしみじみ。
あとちょっと。
カット完了。
複数で分けて束ねた髪を更に輪ゴムで1つにまとめます。
送り先はJapan Hair Donation&Charityさんに店主は決めました。
自分で送ることに意味がある気がする。
JHD&Cへの送り方は所定のドナーシートをダウンロードし印刷記入。
寄付を受け付けた証明が必要な場合は返信用封筒を準備し、切手や返信先等を記入して同封。
寄付する髪は直接レターパックや封筒に入れて送ります。
(↑店主はジップロックに入れました)
これで投函!
こちらの作業は完了です。
思っていたより大変じゃない。
それから10日程経って、返信用封筒が届く。
中にポストカードタイプの「受領証」が入ってました。
数十年生きてて、初めて人のための活動をちゃんとやった気がする。
今までは募金とかばかりで。
やりたいとは思ってても積極的に活動してなかったから、今回はやって本当に良かったと思う。
そんでもって、めっちゃ朝の準備が楽になりました笑✨
髪をまとめるのがちょっと大変だったけど、ショートだと時短になるし着物コーデしやすい。
ロングの髪をそのままにして着物でもいいんだけど、ストレートのキレイな状態を維持できる自信が無い!w
最近のコーデ
↑祖母の単着物とポリにゃんこ帯。
↑単渦巻きと半幅帯。
ただ、店主は髪が伸びるのが早く、ショートを維持するのが大変なのでまた伸ばして何年後かにまたヘアドネーションができればと思ってます。
暫くはこの髪型を楽しもう。
いただいたサポートは次の楽しい神社仏閣記事や新しい商品製作に活かさせていただきます٩( 'ω' )و✧