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CBDの科学―目次

巻頭の言葉
前書き

1 はじめに
米国における大麻および大麻由来製品の法的地位
カナダの大麻法(Cannabis Act)

2 化学的および薬理学的特徴
カンナビジオールの化学的性質
CBDの合成 / CBDの化学反応性
CBDの光化学反応 / (+)カンナビジオール 
カンナビジオール酸 / カンナビジオールの誘導体
結論 CBDの化学的性質
カンナビジオールの薬理学的性質
CBDのバイオアベイラビリティ / CBDの代謝
CBDは体内でTHCに変換され得るか?
THC薬物検査に対するCBDの影響 / CBDの薬力学的性質
CBDの安全性および毒性 / CBDの依存性と乱用の可能性
結論 CBDの薬理学的性質

3 CBDとTHCの相互作用
薬力学的作用
薬物動態
CBDとTHCの相互作用について基礎研究から得られるエビデンス
ヒトにおけるCBDとTHCの相互作用
心拍数・血圧 / 主観的な酩酊作用 / 精神運動機能
睡眠 / 不安 / 認知機能
精神症(サイコーシス)
CBDとTHCの相互関係に関する研究の限界
ナビキシモルス(サティベックス)
結論

4 てんかん

CBDとてんかんの歴史的側面
CBDとてんかんに関する基礎研究
てんかんに対するCBDのヒトを対象とした臨床試験
難治性小児てんかん治療薬としてFDAが承認したCBD(エピディオレックス)の開発
結論

5 神経保護、組織保護、がん
酸化還元調節物質としてのCBD
CBDと免疫系
CBDとウイルス性疾患
CBDと脳虚血
CBDと心臓血管系疾患
CBDと肝臓・腎臓の損傷および疾患
CBDと炎症・大腸炎
CBDと自己免疫疾患v 1 型糖尿病 / 移植片対宿主病(GvHD)
実験的自己免疫性肝炎 / 実験的自己免疫性心筋炎
さまざまな自己免疫疾患
CBDと神経変性疾患
多発性硬化症(MS) / アルツハイマー病(AD)
パーキンソン病(PD) / ハンチントン病(HD
結論 CBDと神経変性疾患
CBDと皮膚疾患
市販されているCBD製品の規制上の懸念 / CBDの経皮投与
乾癬と湿疹 / 尋常性ざ瘡 / 紫外線からの防
メラノーマ(黒色腫) / 毛髪成長とCBD
結論 CBDと皮膚疾患
がん
CBDと乳がん / CBDとグリオーマ(神経膠腫)
CBDと白血病・リンパ腫 / CBDと肺がん
CBDと甲状腺がん / CBDと結腸がん
CBDと血管新生 / 細胞外小胞阻害剤としてのCBD
CBDとがんの臨床試験 / 結論 CBDとがん
結論

6 悪心、嘔吐、食欲
化学療法あるいは放射線治療による悪心と嘔吐
悪心と嘔吐におけるCBDと5-HTの関与─in vitro研究の結果
悪心と嘔吐におけるCBDと5-HTの関与─in vivo研究の結果
制吐作用 / 抗悪心作用
ヒトの悪心と嘔吐
悪心・嘔吐治療薬としてのナビキシモルス(THC+CBD)
悪心・嘔吐治療薬としてのCBD
CBD治療の副作用としての悪心・嘔吐
CBDによる食欲および体重の調節
in vitro研究 / 前臨床研究 / 臨床試験
カンナビノイド悪阻症候群(CHS)とCBDによる緩和の可能性
結論

7 痛みと炎症
CBDと疼痛─前臨床研究
CBDと急性痛モデル
CBDと、酢酸、ホルマリン、またはフェニルベンゾキノンが誘発する疼痛、
および急性炎症
CBDと神経障害性疼痛モデル
坐骨神経の慢性または部分的収縮損傷による神経障害性疼痛
化学療法誘発性の神経障害性疼痛
脊髄損傷による神経障害性疼痛
糖尿病性神経障害性疼痛 / CBDと術後痛
CBDと炎症性疼痛モデル
カラゲニン誘発炎症性疼痛 / 完全フロイントアジュバント誘発炎症性疼痛
変形性関節症モデル
CBDとその他の炎症性疾患の動物モデル
低酸素性虚血性脳損傷 / 消化管の炎症 / CBDと過敏性腸疾患患者
CBDと疼痛─臨床研究
ナビキシモルスと疼痛─臨床研究
多発性硬化症(MS) / がん性疼痛 / 神経障害性疼痛
関節炎 / 術後疼痛 / 線維筋痛症
結論

8 不安
CBDの抗不安作用─前臨床研究
ヒトの不安に対するCBDの効果
健常参加者に対する効果
結論

9 PTSD、うつ病、睡眠
CBDとPTSD
CBDとPTSD─前臨床研究 / CBDとPTSD─臨床研究 / CBDとPTSD─結論
CBDとうつ病
CBDとうつ病─前臨床研究 / CBDとうつ病─臨床研究 / CBDとうつ病─結論
CBDと睡眠>
CBDと睡眠─前臨床研究 / CBDと睡眠─臨床研究 / CBDと睡眠─結論
結論

10 精神症(サイコーシス)と統合失調症
前臨床研究
臨床研究
作用機序
結論

11 依存症
依存症の動物モデル
オピエート(麻薬)
ニコチン
アルコール
大麻
興奮誘発剤
結論

12 結論
FDAによって承認されたCBDの使用法─無作為化二重盲検臨床試験に基づくエビデンス
非常に限られた無作為化二重盲検比較試験に基づくエビデンス
前臨床in vivo動物モデルに基づくエビデンス
in vitro研究のみに基づくエビデンス
科学はここからどこに進むのか?

解説 日本における大麻取締法の改正を巡る動き
監訳者後書き
参考文献
索引

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