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ねむねむの木とともに

田んぼの土手に生えてきた【ねむねむの木】

新しくて古い田んぼの未来を書いてみました。



風に揺れる【ねむねむの木】

ねむねむの木は、マメ科の植物。
家の裏にも生えているし、この辺はどこにでも生えている。

お米つくりを始めて3年目に土手に生えていることに気がついた『ねむねむの木』

元々生えていたけれど、
大きくなる前に草刈りしてしまっていたのかもしれない。

この葉っぱが好きな鹿たちが種を植えたのかもしれない。


インドネシアのウブドの北へ旅したときに、
田植えをさせてもらった広大な棚田には、
田んぼと田んぼの間の畦に木が生えていて、柔らかい光と影を作り出していた。

食糧となる実がつくから残してあるのかどうかはわからなかったけれど、
とてもすてきな風景だなぁと思った。


田んぼも畑ももっと自然循環を起こしていきたいと考えていたところ、
ねむねむの木が生えているのに気がついたから草刈りする時に気をつけて残すようにしてみた。

草木や自然との関わり方の成長によって、気づけたんだと思う。

それから4年。
木陰ができる木も育ってきた。

田んぼの影にならないように剪定しつつとっても気楽に育ってもらっている。

落ち葉が落ちるし、土手も頑丈になって、木陰で休める。

木は草も抑えてくれる。

田植え前は鹿も食べに来て、排泄物を循環してくれる。

木があることで発展する生態系もあるだろうし、マメ科だから窒素固定もしてくれるんじゃないかと思ってる。

こことは違う田んぼでは栗の木に育ってもらっている。

最近は、畑や田んぼの上にソーラーパネルを設置するところもあるけれど、
僕は木を植えたり、たまたま生えてきた木に育ってもらって、
田んぼや畑というフィールドを
森のような気持ちの良い自然浴のできる空間にしていきたいと考えてる。

これからも生えてくる木に注意しながら草刈りをしていこう。

次はどんぐりの木がいいかな。

自然なままに。

ありがとうございます。

月とたね  大西ひろき

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