めまいをはなて

人は平均睡眠時間が4時間くらいになると目眩を起こすようになるのか。初めて知ったかもしれない。
それからあまり食事も摂らないのもきっとよくないのだろう。
きちんと食事を摂る。睡眠もちゃんと取る。清く正しく美しく。清らかな肉体と清らかな精神と。体調が良くないと人と喋る気にすらない。うまくいかないものだ。相変わらず。

そんな7月の始まり。とは言ったもののすでに6日経っているが。何も考えたくないのに何か考えてしまうからストレスで結膜下出血になった。
夜に散歩すると少し気が紛れる気がしたので歩こうかなと思う。継続しなきゃ行けないことばかりなのに継続できないから終わりが見えない。終わりってのはどこにあるのか。それとももうすでに終わっているのか。
終わりのない夜に恋焦がれていると始まりの朝が気怠くてしょうがない。



うだるような暑さと人の魂を突き刺すような太陽の視線は
アスファルトの罪を問うように熱を月の時間にまで僕らに浴びせる
暑さを一時的にでも忘れさせてくれよ
担うべき月は相変わらず無口で
夏の温度が世界を揺らめかせているから僕らは常に目眩にさいなまれ
思い出したくないことばかり思い出す
自分はそんなに悪いことをしたのだろうか
ただ薬を飲まされるだけ飲んだだけなのにとか
やり場のない怒りを自分に向けただけなのにとか
傷つけないようにした結果相手を傷つけてしまったとか
脳に閉じ込めた記憶を時々誰かに聞いてもらいたいと思うのは
傲慢だと思う
記憶が洗濯機の中みたいにグルグル回り続けている
綺麗に洗浄されてくれたらいいのに

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