フランス人などは、すぐに暴動を起こす。国民性というのは、本当にあるのだ。

フランスで暴動が起きています。
日本では、あまり暴動は起きません。暴動と言えるほどの規模のものが起きたとしても、そう長くは続かない。あまり争いを好む国民性ではないのでしょうね。
争いにも色々ありますから、争いを望まない、ということでもないのですが。

今起きている暴動には、10代の参加が極めて多いようで、これにも驚きです。
普通、日本の若者なら警察のお世話になることを絶対的に避けるでしょう。前歴がつくわけですから、将来のことなどを加味すると、絶対に暴動などしません。
日本でそんなものに参加したら、「バカ」だと言われます。
かつての学生運動のように日本でも大きな暴動ありましたし、それによって死者も出ました。もちろん、逮捕者も大量に出た。
でも、それらは一時代の出来事であって、僕たちにはあまり馴染みが無い事件ですよね。

もちろん、主義や思想があるだけでなく、単に暴動というムーブメントに便乗して、過激なことをやっているだけ、という人もたくさんいるでしょう。
しかし、こういう言い方はおかしいですが、だからと言ってそれに参加できる「身軽さ」というのは、ちょっと凄いなと思います。
先進国なのに、あれだけ簡単に暴動が起きるというのは、ちょっと特殊というか、いい加減な感覚というか、よく言えば自由な感覚ではありますね。
将来、その活動のせいで生きづらくなるとか、そんなことは全く考えていない。
そういう感覚の人間が一定数いるということなのに、国として発展するのが面白いところです。

日本だと、まず人目が気になるだろうし、自分の経歴を気に病みますよね。
そういうことを気にせず、自分の感情や思想に忠実に活動的になれるのは、参考にできるところではあります。
僕たちは、子供の頃からとにかく雁字搦めで、人の顔色ばかり伺いながら生きています。
犯罪者になれということではありませんが、自分主体で動いていくというのは、僕たちに本人には容易なことではありません。

そもそも、僕たち日本で育った人間の「主体」とは何か、とも思います。
その主体が、非常に穏やかというか、さりげない「自分」なので、

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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