見出し画像

シャイロックの子供たち【97】

『半沢直樹』シリーズのドラマ化で大ブレイクした著者が、「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と語る本作。とある銀行の支店で起きた現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪!? たたき上げの誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上がらない成績・・・事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描いた群像劇。
データベースより

厳しい世界

銀行員て、厳しい仕事だなぁ・・・
そんな感想しか出てこない。
ミステリーに分類されるのかも知れないが、心身ともに消耗していく銀行員の姿を追うのに疲れてしまった。
謎解きの部分はそれなりにおもしろかったが。
登場人物の多い物語は、苦手だ。
だが、それぞれの人物像を思い描くことができたし、物語の経過についていくことができた。
最後まで飽きなかった理由だろう。