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茶の湯トリビア【96】

《茶席にうるおいを与える蘊蓄集》
《茶の湯の疑問?に答えます》
茶の湯の蘊蓄や雑学のなかでも、「へぇ」「うそっ!」「プッ!」と思う漏れてしまいそうな意外な茶の湯トリビア99話を集め、お稽古やお茶会がさらに楽しくなる知恵が授かる内容とします。
話題は、堅苦しいものではなく、こんなことに疑問を抱くのか?といったばかばかしくも斬新な視点で、初心者だけでなくベテランの方もあらためて考えもしなかった疑問や話題も取り上げます。
文章は、短めの問い、そして簡潔な文章の回答で展開します。
データベースより

お茶の知識が少しでもあれば、楽しめるのかも

私にはお茶の知識がほとんどない.。
茶道具やお茶席の専門用語はむずかしくて「へぇ〜・・・」という感じ。
「飛竜頭は南蛮スイーツだった」「和三盆の由来は?」「汁粉と善哉のちがいは?」などは、楽しく読めた。
いいヒントももらえたので、この本読んで良かったな〜と思った。

「くどこ」をひっくり返したから「ごとく」とな?

初期の五徳は、今と上下逆で、爪を下輪を上にして使っていたそうだ。
そして、火床(ひどこ)、火所(ひどころ)から転じて竃(くど)、竃子(くどこ)と呼んだ。
茶の湯の小さな釜を火にかけるため、天地を逆に使ったことから、「くどこ」の逆で「ごとく」と呼ぶようになったという。
「言葉遊びの天才か?!」と、突っ込まずにはいられない。

「くどこ」の反対は「こどく」なのだが・・・
まあ、ええわ。
数ある説の1つだが、いちばんおもしろいので披露していこう。