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とことん自分を愛する『美の法則』


スーパーモデルの冨永愛さん、
同じくモデルを目指しがんばっている友人ができたのと、
“永遠の富を愛する”、素敵な名前だな、と思ったのがきっかけで出会った1冊。

美の法則
冨永愛 著

美の法則

新たなビジネスをはじめる親友に贈る。

・・・・・

世界が広がると美しさが見えてくる

美の価値観は多種多様。
だから美しくなりたいと願うなら、
“自分にとっての美しさ”とは何か―。
“どういう類の美しさ”を手に入れるべきなのか―。
この本をきっかけにして、とことん考えてみるのはいかがだろうか。
『美の法則』 P18
自分らしさを追及し、磨く。
それが、誰もが最高に輝ける秘訣だと思っている。
(同著P19)

日本人として唯一無二のキャリアを持つスーパーモデル・冨永愛さんは、

究極の美の価値観に触れてきた私がいま言えること。
(同著P17)


として、彼女が人生を通して探求・実践してきた「ビューティーチップス」を、
具体的な言葉でもって、1冊の本にまとめてくれた。

自分が特別に変わっていると思っていても、
別の世界に行けば、それが当たり前になることがある
──世界は広いのだ。
(同著P18)

・・・・・

自分をとことん愛するとは

美しさの本質を追求していくと、
「今をどう生きているか」
という問いにたどり着く。
私は、今の自分の有り様を、つねに見つめてきたように思う。
(同著P29)
“100%私自身であり続けること"。
誰かのマネをするのではなく、流行りを追うのでもなく、つねに私は私自身であり続けようと心に決めていた。
(同著P31)
100%、自分を理解することはできないのだろうし、時々自分のことが分からなくなるときもある。
それでも、以前より今の自分を好きと言えるのは、好奇心に突き動かされ、いろいろなチャレンジを経て、こうして自分にできることと、できないことが、少しずつ分かってきたからかもしれない。
100点満点の人なんていないし、向いていないこと、できないことがあるのは当たり前。
でも、自分にできることがある。
そうやって自分を知ることによって、自分を好きになれるのかもしれない。
(同著P176)
結局は、自分のいいところを知って伸ばすことが、美しさへの第一歩なのだ。
これが、ほかの誰とも違う「雰囲気」をまとうための必須条件といえるだろう。
(同著P33)

彼女の本を読んでいると、
「自分をとことん愛していますか?」という問いかけがはじまる。

そのスタートポイントともなる
「自分のいいところ」を発見することは、
私にとって、とても苦手なことだった。

人から褒めてもらうことがあっても、
「もっとすごい人はいるし」
「私なんて大したことない」
と、何とも恥ずかしいおもいが先立って、
それを素直に受け取ることができなかった。


だけどある日、私の文章を読んだ友人たちから
「文章読むの苦手だけど、りょうこちゃんの文章はサラリと読めた」
「まるで川のせせらぎのような文章だね」
と言われたとき、
生まれてはじめて、人から褒められて、心の底から「嬉しい!」と思った。
もちろん、文章を書くのが上手な人なんてごまんといるし、
それを仕事にするプロフェッショナルな人もたくさんいる。
でも、このとき初めて、私は他人と比較することなく、
人からいただいた褒め言葉を素直に受け取ることができたのだった。

文章を書くことは私にとって自分の心を言葉にする行為だから、
自分の確信があることしか書くことができない。
自分の本音しか書くことができない。
だから、私の心から出てきた言葉が他の人の心に届いたということが心底嬉しかった。

誰もが天から授かった宝、仏性・神性を持っている。
仏性・神性とは神様仏様と同じ性質のこと。
人と同じものもあればその人独特のものもある、
ひとりひとりいろんなものを授かっていて、
磨けば磨くほどいろんな宝に気づいていける。

だから、
人から褒められて、初めてこんなに嬉しいと思えたのはきっと、
私の心の底の仏性から出てきた言葉に、
それを見てくれた人の仏性が感応したから。
仏性で通じ合うとはこんなにも嬉しいことなのか。

この経験があって私は、
「褒める」ということを素直に受け容れることができるようになった。


私の友人に、自分を愛することがとても上手な子がいる。
その子からよく問いかけてもらうのが、

「ちゃんと自分を褒めてあげた?」

という言葉。
私はこの言葉を魔法の言葉だとおもう。

ともすれば、
与えていただいていることに気づき"感謝する"ことが得意な私にとって、
それをそうだと感じられる自分を"褒める"という行為はおざなりになりがちで、
気づいたら
「こんなに与えてもらってるのに何も返せていない」と自分で自分を責める
負のスパイラルに陥りがち。

だけど、
感謝を感じられたとき、それをそうだと感じられる自分を褒めることは、
私が私を認めてあげる行為であり、
私が私を愛してあげる行為であり、
私が私を幸福にしてあげられる好意である。

感謝と褒めはいつも同時多発に起こっている。

ことに気づけたら、
「こんなに与えてもらって、私はなんて幸せなの。
 こんな風に与えられる努力をしてきた自分、偉い!
 そんな風に幸せを感じる自分も素晴らしいね!愛されてるね!
 もっともっと幸せを大きくしていこう」
と、
前より一歩、好きな自分に近づいていく。

・・・・・

私たちはみな、美しい

自分の心の声を聞き、体の声を聞き、感じたまま行動し、素直に言葉で表現する。
ストーレートさが自分を強くしているのだと思うし、ここまでたどり着けた最大の理由だ。
(同著P177)
応援して、見守ってくれる皆様がいてこその冨永愛である
という責任とミッションを心に刻み、
これからの冨永愛を生きていきたいと思う。
(同著P187)

“自分”という存在そのものを、自分が丸ごと受け入れた。
彼女の強さと美しさ、
その軌跡が、本にはふんだんに綴られています。

私たちすべての人がみな、本来、強く美しい存在である。

そんなことに気づかせてくれる1冊。
何とはなしに自信がない、不安がある方にとって、
本来の自分を知り、磨くきっかけとなることを願い、
本書をオススメします。


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