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アフリカ大陸を踏み締めてNo.21【ラストダンス】

「10年以内にアフリカへ碁盤を持っていく!」
貯金なし、人脈なし、実績なしのフリーターだった男が
そう宣言したのが2018年だった。

それから5年、たくさんの人の力を借りて
調査としてついに2023年3月、アフリカの地へ!
3週間、布のおろしをされている現場を見学しつつ
どうやったらコミュニケーションが取れるのか
どうやったら仲良くなれるのかを考え続けた。
そんな奮闘記をご覧ください。


前夜はアフリカ初のナイトクラブで楽しみ、深夜近くまで遊んでいました。
ビール片手に踊っているとアテンドしてくれたパシィが「毎週日曜日の朝はサッカーをやっているけど、一緒にやる?」と誘ってくれました。
誘われたのが夜の12時、しかも午前中とは7時スタートという朝活笑
流石に他のメンバーはパスでしたが、僕はとりあえず行ってみることにしました。
朝5時30分になんとか起き上がると6時には約束通りパシィが笑顔で迎えに来てくれました笑

どこかコートでも借りるのかなーなんて思っていたら、サッカーをする場所はなんと普通の道路!
コートはゴム紐で引かれた線で代用していました。笑
途中、バイクが通るたびに中断しながらプレーする光景はとても面白かったです。それはまさに「ストリートサッカー」!
僕はサッカーが苦手なので、最初のパス回しやアップにだけ参加しました。

正直なところ、二日酔い気味の猛暑の中では吐き気がして、ずっとベンチで子供たちとけん玉をして過ごしていました。


笑顔で近寄ってきた子どもにずっと抱っこをせがまれ、やはり子どもたちには好かれる性格なんだなと感じました。笑

夜は前日とは異なるイベントに参加しました。
地元の野外ステージで日曜日の夜に開催されるもので、16時に到着した時点ではまだ誰も踊っていませんでした。


生バンドの音楽と海風が心地よく吹き抜け、本当に癒されながら聴いていました。
本当に贅沢なひとときでした。
18時頃からはみんなが次々と踊り出しました。


老若男女を問わず、そこにいる人みんなが踊っていたのです。
中には赤ちゃんを抱っこしながら、赤ちゃんが寝たら布で背中に巻いて踊っているお母さんもいました。

トーゴの人々は踊りがとても上手ですが、当然のことかもしれません。
この環境で育つと、もはや踊りがDNAに刻まれるレベルなんですね。

テンションが上がって何度か踊りに参加しました。笑
みんながとても楽しそうで、知らない人が突然手を差し出して一緒に踊り始める光景は、絶対に日本では見られないものでした。
一緒に踊っていると、腰の動きが日本人じゃ絶対できないでしょって動きがあって面白いです笑

突然、みんなが列を作ってトレインのように踊り始めました。
小学生の頃によくやる踊りなのだそうで、みんなが歌いながら一緒に踊っていました。
お年寄りから子供まで、みんなが一緒に参加している姿に感動しました。

列に近づくと、「ここに入りな!」と声をかけられ、温かく迎え入れられました。
最高の一体感を感じました…まるで一緒の仲間になったような気分でした。

最後に、白い布を振り回す瞬間がありました。
みんなが白い布を持ち寄り、曲が終わると一斉に静まり返り、サッと帰っていくのです。
これが終わりの音楽なのだそうです。
21時30分にはイベントが終了し、健全な終わり方だなと感じました。笑

毎週日曜日の夜、人々はオシャレをしてダンスを楽しみ、程よい時間で終わりにしていました。
そうやって美意識を高め、ダンスの感性を磨いているのだろうなと思いました。
こんな素敵な環境に身を置いていたら、心も豊かに育つのでしょうね…
週末だけでも、こうした空間で過ごしたいなと思いました。笑

トーゴ渡航もこれで終了。
翌日の午後には日本へ帰ります。
最高に楽しかった初アフリカ、また必ず行きます!

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