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100日後に初段になる男〜100日を終えて〜

ご覧いただきありがとうございます。
八段塾塾長つかさです。

今回は、4月24日〜8月1日まで挑戦していた
100日で将棋の初段を目指す企画の振り返りをします。

1、なぜ初段を目指したのか

100日前なので忘れがちですが、
そもそもなぜ100日で初段を目指そうと思ったのかと言うと

『成長の実感』を得たい
という思いからです。

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僕の本業は囲碁の講師をしており
普段は囲碁を教えています。
たくさんの方を指導して成長のお手伝いをしています。

たくさんの人がどんどん強くなっていく姿を見てきました。
これは先生という立場からすればとても嬉しいことです。

しかし、僕はそんな生徒さんの姿を見て
ずっとうらやましく思っていました。

強くなること
自分が上達している実感

賞状をもらったり
携帯アプリで昇級、昇段したり

本当にうらやましいです。
もちろん、僕自身も勉強をすれば囲碁もさらに
上達すると信じています。

ですが、僕が飢えていたのは
昇級や昇段という目標です。
現状、囲碁ではほとんどのサイトで最高段位に入ってしまい
次の目標を立てづらくなっています。

つまり、将棋で初段を目指したのは
目標を持って挑戦し
『成長の実感』を得ることだったのです。

2、100日にした理由

100日という時間で区切りを決めた理由は
だらだらと取り組みたくないからです。

長い時間何かを続けることは
継続力として素晴らしいことではあります。
しかし、一つ間違うとただの惰性になり
成長しているかどうかも
わからない日々に変わってしまいます。

僕が求めていたのは、
新たなことに挑戦し成長することです。
なので、惰性で続けるだけにならないよう
期限を決めてやり切るために
100日という期間にしました。

3、概要

チャレンジを始める前に決めた概要は下記の通りです。

目標:『成長の実感』を得るために100日間真剣に将棋の勉強に取り組み
その成長過程を発信して、上達への道をシェアする。

実施期間:2020年4月24日〜2020年8月1日です。

達成条件:将棋ウォーズにて10分切負けで初段へ昇段する。

100日間でやること
対局:1日最低3局及び検討
問題:100日間で合計1000個の手筋および詰将棋を覚える
定跡:得意戦法を決め、相手の指し方によって知識を広げる
時間:1日2〜2.5時間とする。
→1日に長時間やるのは非現実的なので、
社会人が真剣に取り組める時間として2時間を目安にやる。

毎日、その日やったこととその成果をTwitterおよびnoteにて公開する。

4、100日後の結果

結論からいうと、初段にはなれませんでした。

達成率は5.2%→18.7%になりました。
全く箸にも棒にもかからない状態です。
では、達成できなかった理由を振り返ります。

①勉強の時間を作れなかった。
一つ目は、買った詰将棋の本をほとんど
取り組めなかったことです。

単純に、将棋脳を作るために必要なストレッチを
おこたっていました。

②時間の配分を崩してしまった。
結構やりがちですが、やっぱり勉強と対局の配分を
途中でなあなあにしてしまいました。

特に勉強の時間を負けてしまった戦法の対策動画みたり
ただただ見るだけに終始してしまうことが多くなりました。

また、負けて熱くなってしまい気持ちを
落ち着かせられなくてどんどん負けを重ねる
パターンが多くありました。

5、改善点

達成できなかった理由を考えると、
自分をコントロールできずやみくもにやっていたことが
大きいな原因です。

確かに、全く成長していないというわけでなく
チャレンジを始めた当初よりは戦法も頭に入ってますし
手筋も多く覚えました。

しかし、もう一度チャレンジをするとしたら
おさえたいポイントが2つあります。

ⅰ先生を見つける。
今回、特定の先生につくことはなく
全て自学自習で進めました。
もちろん、アドバイスをくださる方は多くいらっしゃいましたが
先生を固定することはありませんでした。

棋力の向上は登山と同じで
頂上までたどり着くルートはたくさんあります。
複数の人から話を聞いている時、
みんなが同じ道筋で話していると思っていると
とんでもないことになってしまいがちです。

先生を固定することのメリットは
客観的に現状を分析してもらえることです。
一人でいると客観的な情報がとても少なくなります。

勝率、達成率、デイリーの勝敗

これらは結果として残りますが
果たして客観的に自分を見る材料になっているかは
微妙です。
現在のレベルだと、簡単なミスをして逆転することも
されることも日常茶飯事です。
つまり、内容的に成長しているかどうかは
把握しづらいのです。

つまり、必要だったのは内容(質)の評価をしてもらえる
先生を作ることだったのです。

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ⅱ一緒に学ぶライバルや仲間を作る

今回1番後悔したのは、全てをスマホや本だけで
すましていたことです。

せっかく、チャレンジを始めたのであれば
もっといろんなところへ行って
たくさんの人であって指すべきでした。

顔が見えない対局だと
たまに投げやりになってしまったり
勝ち負けだけに固執してしまうことがありました。

勉強をする時も、
あの人に勝ちたい!
あの人よちも早く強くなりたい!
というモチベーションがあれば
勉強への取り組み方が違っていたかもしれません。

大前提として、将棋の棋士を目指すわけではないので
コミュニケーションのツールとして
もっと将棋を活用していけばよかったと後悔しています。

6、100日を終えて

100日を終えて、今回のチャレンジをして良かったです。
もちろん、負け続けて苦しいことの方が多かったし
恥をさらし続けるのは、気持ち的にしんどかったです笑

まあ、見栄があるので負けまくってても
勝ったやつとか、内容が悪くないやつを
取り上げたりしてましたが😅

しかし、何か新しいことに取り組んでいれば
成功と失敗があります。

チャレンジしたみんなが成功していたら
続けられない人にはとても辛く感じると思います。

ぜひ、初段を目指す方は僕のnoteを反面教師に
成長の糧にしていただけると嬉しいです!

最後になりましたが、
100日間応援してくださった方
noteを読んでくださった方
お付き合いいただきありがとうございました!

将棋は細々と続けます笑
また、新たなチャレンジに向かって頑張ろうと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
つかさ

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