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現場改革で最も重要なこと(1)

こんにちは。企業改革コンサルタントの小野司です。

私たちコンサルタントには、企業様、またはその支援をされている産業支援機関、金融機関、商工会・商工会議所等からいろいろな相談が持ち掛けられます。その代表的なものの一つに、現場を変えてほしい、現場の生産性を高めてほしいというものがあります。

その中には、具体的に5Sをしてほしい、作業改善をしてほしい、〇〇作業のムダをなくしてほしいという要望も少なくありません。この場合、最も重要なことは、現場の方が、同じ考えや想いを持っているかを確認することです。

課題がミスマッチしている場合、現場は、次のように考えていることがあります。「工場長は、5Sをしなさいというけれど、それがこの工場で最も重要なことだろうか」、さらには「工場長は現場のことをわかっていない」「もっと他に重要なことがあるでしょ」というものです。この時、現場は、「工場長から、言われたから取り組む」、「叱られたくないから取り組む」というようになることがあります。そして、そのような取り組みは、長く続きません。

その場合、取り組みを続けるために、工場長は、「5Sをしなさい」と言い続けることになります。言い続けないと、取り組みが止まるからです。そして、リーダーは叱り疲れ、現場は叱られ疲れになります。

では、どうしたらいいでしょうか? 現場の考えや想いと改革課題を一致させることです。その方法の一つを、次回以降紹介いたします。

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