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やっと辿り着けたんだ。作りたい物が作れる環境に。

(約 2,100文字の記事です。)

長文はブログに付けました。noteには簡潔に書く。つもりが二千字オーバー(笑)

*ここしばらくBlenderの勉強をしていた

ようやく区切りが付いたのだ。要するに何ができるようになったかというと、自分で作ったオリジナルのキャラ、デジタル粘土に関節を付けてPC上で自由にポージングさせられるようになったってこと。

これができるとどうなるかっていうと、オリジナルのキャラを作った後に、関節を入れると、あら不思議、マウスでドラッグ少々でポージングが付けられる。そうなると、10分程度でキャラクターがワンシーンのポーズになる。あとは背景に配置すれば画像ができる。小説の挿絵が1時間程度で数カット作れるようになる。

今までも20カット程度はZbrushと別のソフトで無理矢理ポージングさせてTwinmotionで撮影してきたが、ポージングの時間がかかりすぎた。3,4時間はかかった気がする。それがBlenderでリグ入れモデルができれば、すぐにポージングができるし、細部はZbrushで整える程度で完成する。

分かりやすくいうと、関節部分が滑らかなままのレゴやお人形なわけ。口で言うのは簡単だ。

*やりたかったことを実現できるかどうかということ

じゃあそれを、可能性の話じゃなくて、自身の手で実現できますか?という話。可能性なら誰でも理解できる。そりゃできるでしょうよ、ってな具合。それが自分の手でできるようになったのを、今日、確認できたのだ。これは大きな一歩だ。

どいうことか簡単に言うとこんな感じ。

この球体から、

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この画像ができます。(おおげさw)

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それだけのこと。もちろん色んな手段を駆使してここまで辿り着いている。簡単なはずがない。

今後はこのキャラや鳥の羽ばたきのポージングが10分で変更できるようになる(可能性がある)わけで。もちろんリグ入りキャラはこれから作るのだが、もっと低頭身でねんどろいど的なデフォルメキャラになる予定。手もまずは指無しのうちわのようなグローブのような手でスタート。技術が身についた徐々に指を分けて、頭身を上げ、顔や髪などの表現力を高めていく。そんな感じで長期的に自分の表現を増やす。

静止画限定でもこんなに大変なのだから、趣味で3DCGムービーなどはとうてい無理。複数人で組まないとできないだろう。なので相変わらず静止画限定で、でも楽するための手段としてのリグ入りキャラの作成な分けで、別にモーション入れて動画にする予定はない(笑)モーションに耐えうるリグ入れの技術などない。だからZbrushに戻して要部を修正する前提なのだ。

(現在休止中の小説の挿絵を作ることが本来の目的だったのです。。。)


*今考えているワークフロー

詳細はまだ実験していないので書けないが、今のところの構想はこんな感じ。

+Zbrushで下書きモデリング(アイディアを3次元で考える)
+ラフモデリング(ハイポリでもいいから完成型を作る)
+リトポ(ローポリ化、トポロジを意識する)
+リグ用メッシュ完成
+リグ入れ、ウェイト塗り
+リグ入りモデル完成
+ポージング
+Zbrushに戻して細部の修正
+Twinmotionに送る
+マテリアル、照明、カメラアングルの設定
+撮影
+CLIP STUDIO PAINTでエフェクト加筆
+完成

って、長げ~じゃんかよ!!!!! 完成までに12項目もあった。だが、リグ入りモデルが完成すれば、

+ポージング
+Zbrushに戻して細部の修正
+Twinmotionに送る
+マテリアル、照明、カメラアングルの設定
+撮影
+CLIP STUDIO PAINTでエフェクト加筆
+完成

って、6工程もある……。ただ、1~3までは30分程度、撮影は多分30分程度、加筆もこだわらなければ10分、合計1時間少々でできることになる。この効果は大きい。2時間以内なら趣味の時間でコツコツ作っていける。1ショットから3~4カットは作れるわけだし。


*ようやく準備が整った。

本当に長かった。長かったです。挫折回数は5,6回はあった気がする。でも諦めないで良かった。造形はZbrushで何とでもなる。3DCGの肝は沢山あると思うけれど、まずは形がないと何も始まらない。だからモデリングは重要だと思っていた。ただ作るのではなくて「最初から最後まで思い通りに作れること」にこだわった結果、Zbrush一択だった。だから諦めなかった。Fusion 360ではできないことがZbrushではできたし、Blenderの使い方を覚えてモデリングしても思い通りにならない部分も出てくるはずだ。だがZbrushなら対処方法が分かるのでサクサク作れる。リトポもできる。CAD的な精度を出すのに手間がかかる程度だが、私の作品にはそんな精度は要らないから問題ない。ねんど細工の方が味わいがあっていい。

派手でも何でもない1枚の静止画を3DCGで作る。たったこれだけのために、こんなに長い道のりだとは思わなかった。だがようやく道ができた。後は少しずつ歩いて行くだけだ。クリエイトの世界が広がっている。楽しみだ。

だが今は、ちょっと疲れた。少し休みたい。

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(この画像はFusion 360でモデリング。思い通りに作れなくて逆に抽象的なオブジェになった。意外と気に入っている。実はおケツがバスタブの底からはみ出しているw 直し方を知らなかったのだ。)

今回の創作活動は約30分(累積 約1,058時間)
(345回目のnote更新)

読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊