Houdini学習中、初心者の第一歩
(約 1,900文字の記事です。)
Houdini学習中なので大した進捗がない。チュートリアルをなぞるだけだ。
ただし以下はメッシュ1つだけ用意して6つに分身させてランダムな位置と色を与えるノードを追加し、地面に落下させただけ。剛体設定も何もしていない。Houdiniの強みは物理シミュレーションだ。
だがそれ以外はメチャクチャ歯がゆい。泥の中を歩いているようなイラつきを感じる。たぶんこれは「新たなツールを学習中の特有のイライラ」だと感じる。久々のこの感覚。
Houdiniはビューポート操作からいきなりBlenderともMayaともZbrushとも違う、何とも奇妙な独特さがある。スペースキー+基本キーという操作に面食らった。ビューポート操作が基本的にカメラアイコンON(スペースキー押し)が大前提な実装なためだ。これにはちょっと戸惑った。面倒くさいというのが本音。
ほかについては何となく理由も分かってきたのだが、それはプロシージャル性の担保のための実装であるという点。メッシュに対して何をするにもノードを追加する必要があるが、その代償としてノードをちょっと変更すればいつでも可逆に変更可能な点。仕込みと利便性のバランスなだけだが、逆に言うとここまで可逆性に特化したDCCツールはたぶんないと思う。Houdiniが唯一無二だと思う。
Blender使いなどのごく普通な人の発想ならばこのGif動画、ぶっちゃけ、「それってメッシュを6回コピーして適当にポジション替え・サイズ替え・色替えしてしてからシミュレーション開始すればよくね?」という発想だと思う。だがプロシージャルな発想だと「6箇所の位置を自動でランダムに配置し、各位置のメッシュに対する色・大きさ・角度もまた自動でランダムで決める」というアプローチが取れる。
こうするとバリエーションを「あとから」「無限に」作り出せる。すなわち仕様変更に強い。6点ばらまきを100点ばらまきにすることすら「1分以内」で終わる。これがプロシージャルな発想とノンプロシージャルな(レガシーな、人が手間暇かけて作る)発想の違いになる。
Houdiniのポテンシャルは高い。
でもそれ以上に、自分の思考の癖やアプローチ方法、つまり自分の人生観という大きなものを考えてみて、どうやら自分はプロシージャルな思考が一番合っていると感じたのだ。だからいままで、何となくではあっても「可逆性」にこだわっていた。そう、自分の思考や発想やアプローチ方法は極めてプロシージャルだったのだ。
(※)適当と言っても「ダーツで矢が刺さった場所」のような適当な決め方ではなくて、ある程度の確実性の高い情報を収集して吟味・検討=取捨選択した上で、という大前提はあるが😊
なので既存の、他者の固定観念の押しつけでよくあるウォーターフォール型、決め打ち、「決まったシナリオ通りに動けばそれでいいから変なことすんな」というアプローチがとても息苦しいと感じていた。あとから変更できるなら、なぜ、今・そこで・そんなにけんけんがくがくとヒートアップしながら議論しているの?と思うことが多かった。
動けば分かるのに・後から「そのフィードバックを用いて」『最適な変更』を加えればいいだけなのに、と思っていた。
Houdiniで、3DCGに関してはようやく自分の水/空、住む場所を見つけた気がした。ここなら自由に泳げそうだ/羽ばたけそうだという予感。
まだまだ歩き出しただけであって、たった小さな一歩だが、これがなければ次がない。Houdiniをコツコツ学んでいきます😊
今回の創作活動は約1時間30分(累積 約3,295時間)
(918回目のnote更新)
読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊