コストなしに生み出せるモノは何もない（いい仕事にはいい報酬が必要）
（約 1,900文字の記事です。）
まぁ、3DCG専門の、フォロワー600人程度の、ごく普通のまったりしたアカウントだったので、細々と増えて600人程度になっていたのが一昨日までの話。
*Twitterのフォロワーさんが突然200人以上も増えた
が、このツイートでいきなり拡散してリツイートやいいねが鳴り響いているのが昨日と今日の話。
ZbrushとBlenderとの真の連携を実現させるプラグインができた。公開は明日以降。操作は極めてシンプル。2クリックでZbrushからBlenderへ。BlenderからはワンクリックでZbrushの同名サブツールに「上書き」される。名前の保持以外にもサブツールの変更履歴・並び順・ディビジョンレベル、全て保持😱
— 大和 司 (@yamato_tsukasa) May 15, 2020
こんなにリツイートされたり「いいね」をもらったことはない（笑）一桁間違ってませんか？
*でも実は虚しいというか、割と冷静です。懐疑論者
フォロワーさんは期せずして本人のあずかり知らぬところで800人を超えていた。増えすぎである（笑）私の手に余る。ピークが過ぎたらリムーブする人もいるだろう。それは別に構わない。手に余る人数だ。マンモス高校の生徒総数か？そんなに覚えられないし、やはり手に余る。
ところが、いざプラグインをリリースしてみると、まぁ、割と手応えがなかったというか、そんなに「それ欲しいです！」という人は少なかったのです。
人はゲンキンだ。割と素直な反応だとも思っている。
必要な人に届けばそれでいい。なくても何とかなる機能なので、効率を金で買うというセンスがある人に届けばそれでいい。プロツールとしてそれ相応に堅牢に作ったしエラー処理もふんだんに仕込んでいる。だから開発に時間がかかる。ソースコードの8割はいつもエラー処理だ。メインは2割しかない。でもそれが「人に使わせても確実に動くために絶対に必要なこと」だから。
*無償のサービスは提供者側の資源を食いつぶす。
私は過去の経験から、無償での公開は積極的にしないと決めている。いいことがなかったからだ。奪われるだけ奪われて、言いたい放題言われて、結局自分の手の中に何が残ったか？それを思い出すと、無償の何かを提供することなど今後もないだろう。
一生懸命に取り組むことと、何かを提供してそれの質を維持することとは、無関係だ。誰でもみんな一生懸命やる。けど、それに対する報いがないと分かっていれば、それは奉仕ということになるが、人生と寿命には限りがある。本当に奉仕していたい時間だったか？と考えるとNoなことが多い。だから奉仕はしない。今後の質の維持にも、その未来を切り開けるだけの資源は絶対に必要なのだ。
色々と人それぞれの意見はあるだろうが、何か一つでもプログラムなどを作って、人に使ってもらう物を作ってみて、それを無償で提供しながら最新の物に対応するようにメンテナンスし、バグフィックスに対応し、お問い合わせに対応してみれば、色々と分かる。想像じゃなくて、実際に体験してみれば、よく分かると思う。Let's トライ。口先だけは簡単だけどさ。
*コストなしに生み出せる物は何もない。
それは絵でも漫画でも立体造形でも、記事でも小説でもエッセイでも。
ソースコードでも同じ。
それ、タダで頂戴！
そりゃ無理だよ。
いつもYesと答えられるはずがない（笑）
コストなしに生み出せる物は何もない。
生み出す側に回ってみればよく分かる。
だが、相手がアーティストやクリエーターだからといって、これを意識できている人はかなり少ない気がする。
だからこそ、それを分かっている貴重な人を私はとても大切にしている。自分が作ったツールのマニュアルに時間をかける理由もここにある。そういう人たちに対して、すぐに、あるいは後で「自分が対応できない場合」でも、マニュアルなどがそんな人たちを助けることになるからだ。
ま、そこには「わかりやすさ」というもっとハードルの高い難敵が待ち構えているために、ツール作りとはまた違った難しさがあるので、更に時間が取られるわけだが（笑）
*いい仕事にはいい報酬が必要だ。
そうしないと、良い仕事をする人が報われないし、次も良い仕事をしようという気が起こらない。いい仕事にはいい報酬が必要だ。
これは何を生み出すにしても必要なことだろう。
間違いないことは、人々は各自の人生をクリエイトしているクリエーターなわけだから、いい人生を生み出すためにはいい報酬が必要だ。
そのほうが、よりよい人生になるだろう。
今回の創作活動は約45分（累積 約1,655時間）
（461回目のnote更新）
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読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊