夜空のテスト1-2

風景CG VUEで夜空は作れるのか? (VUE練習 9)

VUEでの造形の限界はZbrushで補えることが分かった。VUEの強みは大気のシミュレートと太陽の制御、それに伴う影や反射物の自然さ。なので、日の出~日の入りまでの快晴の風景は簡単に作れる。問題は夜の風景だ。夜なので、基本的に光源がなければ真っ暗ってことになる。が、実際には夜でも風景がある。あの濃い夜空を作れるのか?星は作れるのか?

当然ながらVUEにはまともなチュートリアルがないので、夜空の作り方もまた見当たらない。今回も体当たりテスト。

結論から。これが完成形。工夫すれば「作れる」が、簡単ではない。山を照らす光は月からの光ではない。点光源を別に配置して非表示にしているだけ。また、雲の明るさは点光源の影響を受けなかったので、感覚で灰色にしただけ。ずいぶんと太陽光との待遇が違う。

当初、太陽光の光の強さを弱くして月の位置に配置すれば楽勝か?と思ったら、太陽光に光の強さの調整機能がない(笑)オワタ。で、しょうがないので別の光源を探してみたら、ピンライトがあり、これはパワーを調整できたのでこれを天空の光源にするしかない。あとは月のプリセットを持ってきて、大きさと満ち欠け具合と輝き具合を調整してみた。月の満ち欠けが調整できるのは嬉しい。てっきり三日月のテクスチャだと思っていたので。いつも夜空が三日月だと変だしね。

さて、星が欲しい。残念ながら星プリセットなどは存在しないので、工夫するしかない。小さな点光源を夜空に配置しようと思った。オブジェクト単体ならluminosで光るのだが、ブラシでばらまくEcoSystemではなぜか発光が無効となる。バグかな?とにかく、光らない。なので、闇夜の中では光らない。しょうがないので、点光源の光を反射させる形で光らせてみる。

ちょっとやり過ぎた。

大体こんな感じか?星の直径も適当。もう少し星の大きさにばらつきがあればいいかもね。EcoSystemの使い方がよく分かっていないので今は暫定措置。点が小さすぎてプレビュー画面だと何にも見えないので、つい直径が大きくなってしまった。けど、何だかいい感じの森の夜になりましたぞ。

夜空が明るすぎた気がしたので設定を少し変更。別の角度から。これくらい暗いほうが感じは出ている。

雲の光り方に不満があるものの、これ以上はレタッチで対応するしかなさそう。雲の陰影の出方がSunlight以外では影響を受けないみたいなのです。。。だから、月から遠い雲のほうが暗いはずなのだが、均一に同じ白さ。一方、山は光源の中心に向かって明るく、遠くほど暗いのでリアル。

とりあえず、工夫すれば夜の風景を作ることができるってことが分かった。また一歩前進。

読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊