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ディーラー×メーカー ”新時代”
美容ディーラー・ミツイコーポレーション デジタルブランディングの金丸(34)です。
名古屋で生まれ育ち、新卒で2011年にミツイに入社。
5年間営業、6年間ユニットリーダーを務め、2021年に上司も部下もいない新設部署「デジタルブランディング」を静岡本社で立ち上げました。
2023年からは東京支社に身を移し、企画・戦略・社内外のDX推進を行なっております。
今月より正式に取り扱いを開始したメーカーとの協働を通じて感じた、「美容ディーラーとメーカーの関係の変化」について書かせて頂きます。
メーカーとディーラーの協働の"新時代"。
ディーラーとメーカーのパートナーシップの在り方、あるべき姿も変化しています。
従来、ディーラーは”販売代理店”という立ち位置の為、どうしても「売ってあげている」という気持ちが出やすい立場です。
本来あるべきではないのですが、これまでディーラーとメーカーの立場に上下関係ができてしまっていたことは事実です。
しかし、ディーラーとメーカーの関係が本来あるべき姿、理想とする関係性に近づいてきたと感じる機会が増えています。
その要因は、”市場の変化”です。
①ダイレクト広告
②美容師OEM
③コミュニティ
この3点の変化が、ディーラーとメーカーの関係に大きな変化をもたらしています。
これまで、メーカーの商品・情報はディーラーを通じてサロン、そしてサロンから消費者に届けられていました。
いわゆる、アパレル業界で用いられる川上~川下という流れです。
しかし昨今、メーカーは交通広告や百貨店のPOP UP、SNSなどの広告・宣伝に投資をして、ダイレクトに消費者に情報を届けるようになりました。
ディーラーを介さずにメーカーからサロンへ直送される商品も増え、製造から販売までを一気通貫して行うUNIQLOのモデルに近づいていることを感じさせます。
また、美容師がOEMで自社ブランドを販売するようになり、美容師自身がメーカーを立ちげることもあります。
更に、オンラインサロンに代表される美容師自身のコミュニティの中でディーラーを介さずに自ブランドを案内、販売するケースも増えております。
市場や商流がこれまでと大きく変わり、ディーラーが情報や商品を届けることの価値は一気に低下してしまいました。
この状況の中で、ディーラーにおけるメーカーとの関係の中での価値は何なのか。
ミツイコーポレーションで言えば、その価値は「つなぐ」。
旧態依然とした上下関係ではなく、フラットな立ち位置の協働関係、まさに”パートナー”と言える関係です。
例えば、条件面の交渉ではなく、そのブランドを「どうやったら販売できるか」の戦略を一緒に考える。
足りないものを補う補完関係であり、販売戦略を通じてメーカーとサロンを”つなぐ”役割に価値が生まれるのではないかと思います。
市場の変化による、メーカーとディーラーと関係の変化。
そして、市場・関係の変化によりディーラーの価値を再編するフェーズに突入していると感じた、新たなメーカーとの協働でした。
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