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不妊治療を始めた

生理痛が重い人間の妊活

先日、「イタイ人間から抜け出したい」の記事でも書いたけれど、私は生理痛が重い。そのため、結婚前はずっとピルとか治験とかで、とにかく生理の痛みからとにかく逃げてきた。

しかし、2年前に結婚した。交際半年でスピード婚した要因にも「子供が欲しい」という理由があったために、結婚してからはピルをやめた。

ピルをやめたということで、当然毎月猛烈な生理痛、月経前症候群に悩まされるようになる。しかし、痛み止めの薬を投与したとしても、痛み自体を軽くする方法は取れない。そのためこの妊活期間は、私にとって苦痛なことが多い。身体的かつ精神的な痛みを味わっている。

仕事を続けるうえで、ピルを飲めないこの妊活期間は精神的にきつい。

人生設計が立たない

仕事へのモチベーションが上がらない。
まず、妊活というプライベートなことを職場に言うべきだろうか。
子供が生まれたところで、職場にとっては迷惑になることはあっても、プラスに働くことがないように思える。
(転職活動がしづらくなって、今の職場にしがみつこうとして必死に働くことは考えられるけども。)

そう思うと「妊活のために病院に通います!」とか、大っぴらにいえない。言いたくない。

内心、妊娠したら産休育休・時短を取ろうと思っている自分がいるから、この先にどんなキャリアパスがあるのかと、仕事のモチベーションも下がってしまう。今やっている仕事が必ず復帰後もあるとは限らないし、ずっとお世話になっているお客さんと関係が途切れてしまう時があるのかと思うと、なんだか今の努力とかなんだろうと悶々とすることが多い。

男の人だって、一生この仕事で食っていくぜ!なんて思っている人はそうそういないだろうけど、先の見えない不安をみんなどう処理しているんだろう。

値段のないレストランでの注文

まだクリニックに通い始めたばかりだけれど、妊娠できない原因にはいろんな可能性があって、検査を一通り受けるだけでもたくさんお金がかかることが分かった。
一回ですべての検査を受けられるわけではなく、あくまでも検査をしてこれが原因でもない、あれが原因でもない、といろんな考えられる要因を排除しないことには次に進めないらしい。

また、検査自体もレストランのメニューみたいに一覧になってない。
その都度、言い値で検査を受け、支払うのは結構ストレスだ。

第一段階は10万円
体外受精などの第二段階は30万円 まで自己負担といった具合に
最初から料金が分かっていればいいのに…と思う。

子供が欲しいという気持ちがあいまい

生理痛、仕事への気持ち、金銭面での負担といったことをつらつらと書いたけれど、そもそも「子供が絶対欲しい」という原動力が私には弱いのかもしれない。
毎月、生理が来るたびに「どうしてできないのか」と悩む夫を見ていると、すまない気持ちになる。なんとなく引け目を感じてしまうのは、彼ほど真剣に「子供が欲しい」と思っていない自分がいるからかもしれない。

「子供ができたらいいな」レベルの私には、妊活・クリニック・検査…といった数々は、いちいちめんどくさいとか、しんどいとか、お金がもったいないとかマイナス面ばかりに気を取られてしまう。

そう思うと、こんな時間を過ごしている自分自身「人生がもったいないな、もっと別のことに注力したいな」という考えがある。

年齢のリミットがあるから、悠長なことをいっている場合ではないのだけれど、できたらマイナスな気持ちにばかり気を取られずに、人生を楽しんでいきたい。

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