政治講座ⅴ1187「バイデン氏次男の疑惑巡り内部告発」
バイデン氏は2024年の米国大統領選に出馬したが、雲行きが怪しくなって来た。今回はその報道記事を紹介する。
皇紀2683年6月30日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
バイデン氏次男の税務問題 司法省の公平性に疑問呈する内部告発
2023/6/23 10:54大内 清
【ワシントン＝大内清】バイデン米大統領の次男ハンター氏が税務処理上の不正を認めた問題で、下院歳入委員会は２２日、徴税機関の内国歳入庁（ＩＲＳ）側がハンター氏を「重罪」に当たる脱税未遂などの罪で訴追するよう司法省に勧告していたとする内部告発者２人の証言内容を明らかにした。ハンター氏は税務申告に関連する軽微な罪で「有罪」を認めることで検察側と同意しているが、同委は司法省がハンター氏を守るために捜査に介入した疑いがあるとしている。
同委が公表したのは、ＩＲＳの犯罪調査担当だった職員２人に対して５月下旬から６月初めにかけて行った聞き取り調査の内容や宣誓供述書。うち１人は実名で内部告発を行った。
それらの証言によると、ハンター氏が２０１４年と１８年、１９年分の収入について課税を逃れようとしたり、還付手続きのために虚偽の書類を提出したりした疑いがあるという。また、司法省はこの問題でＩＲＳの調査担当者からハンター氏への訴追勧告を受けたにもかかわらず、十分な捜査を行わずに「（ハンター氏を）優遇する措置を取った」などとしている。
ハンター氏は、１４～１９年に役員を務めたウクライナのエネルギー関連企業「ブリスマ」から多額の報酬を受け取っていた疑惑などを巡り、トランプ前政権下で任命された東部デラウェア州のワイス地方検事による捜査対象となっている。ハンター氏は７月２６日に同州の連邦地裁に出廷し、正式な罪状認否に臨む見通し。
バイデン氏次男の疑惑巡り内部告発か 検察捜査に政治干渉示唆
2023/4/21 09:17大内 清
【ワシントン＝大内清】バイデン米大統領の次男ハンター・バイデン氏が海外企業から受け取った多額の報酬を巡る疑惑に絡み、徴税機関の内国歳入庁（ＩＲＳ）で犯罪行為の監視を担当する特別検査官が、検察の犯罪捜査に対して政治干渉があったことを示唆する書簡を民主、共和両党の議会幹部に送っていることが２０日、米紙ウォールストリート・ジャーナルなどの報道で分かった。検査官は、議会に情報を提供するため、内部告発者を保護する制度の適用を求めているという。
報道によると検査官側は書簡で、ハンター氏の事件捜査に関する「政治任用高官が行った宣誓証言と矛盾する内容の情報」を提供する用意があると説明。情報の詳細は不明だが、ＣＮＮテレビは消息筋の話として、「高官」はガーランド司法長官を指すとみられると伝えた。ガーランド氏は３月、上院司法委員会での証言で、ハンター氏を巡る捜査に「干渉しないと誓約しており、その誓約を守っている」と述べていた。
ハンター氏をめぐっては、父のバイデン氏がオバマ政権の副大統領だった時期を含め、ビジネス関係のあったウクライナや中国、カザフスタンなどの企業から不透明な巨額報酬を受け取っていたなどとの疑惑がある。下院の過半数を握る野党・共和党は、バイデン氏が何らかの形で疑惑に関与した可能性もあるとみて追及。検察当局も税務処理に不正がなかったかなどを捜査している。
ホワイトハウスは「捜査は司法省による独立したものだ」として、政治的な干渉を否定している。
メリック・ガーランド、司法省がハンターの犯罪捜査に介入したという内部告発を否定（ビデオ）
2023年6月24日
メリック・ガーランド米国司法長官は金曜日、ハンター・バイデンに対する重罪勧告を阻止するための司法省の取り組みを詳述するIRSの内部告発を否定した。
下院歳入委員会は木曜日、2人のIRS内部告発者によるバイデン汚職の詳細を詳述した衝撃的な証言録取書を発表した。
IRSの内部告発者2人は、捜査令状を阻止し、ハンター・バイデンの税金犯罪を隠蔽しようとする司法省の取り組みについて議員らに語った。
内部告発者らはまた、ジョー・バイデンがハンターの海外取引に直接関与していたことを認めた。
内部告発者の一人、ゲイリー・シェイプリー氏は検察に対し、ジョー・バイデンが中国のエネルギー会社CEFCの関係者らと面会したことを認めた。
シェイプリー氏はまた、ハンター・バイデンがWhasAppメッセンジャーを通じて中国のビジネス関係者に支払いを要求し、強力な父親を利用して脅迫したことも明らかにした。
IRSの内部告発者によると、ハンター・バイデンがヘンリー・チャオに送ったWhatsAppメッセージは以下の通り。
「私は父と一緒にここに座っていますが、私たちはなぜ約束が果たされなかったのか理解したいと思っています。手に負えなくなる前に、今すぐ解決したいとディレクターに伝えてください。今ということは今夜のことです。そして、Z、あなた、張さん、会長以外のこの件に関係する人から電話やテキストメッセージを受け取ったら、私の隣に座っている男性と彼の知り合い全員との間で、私が永遠に秘密を保持できるかどうかを確認します。 私の指示に従わなかったことを後悔するだろう。私はここに座って父からの電話を待っています。」
内部告発の申し立ては、司法省の独立性について宣誓したメリック・ガーランドの発言と真っ向から矛盾している。
メリック・ガーランドは、司法省がデビッド・ワイス連邦検事のハンター・バイデンの積極的な追及を阻止しなかったと繰り返し主張してきた。
記者はメリック・ガーランドに内部告発の疑惑について尋ねた。
メリック・ガーランドは再び疑惑を否定し、デビッド・ワイスがハンター・バイデンを告発することを妨げられることは一度もなかったと主張した。
https://www.youtube.com/embed/Ye2e_IO4O8o?feature=oembed
参考文献・参考資料
バイデン氏次男の税務問題 司法省の公平性に疑問呈する内部告発 - 産経ニュース (sankei.com)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？