政治講座ⅴ1370「カナダとインド仲良くしてよ!漁夫の利を得る国の工作では?」
両国の貿易協定の締結に向けた交渉を阻止するための某国の工作ではないか。犯人を捕まえて解決してほしいものである。今回はその報道記事を紹介する。
皇紀2683年9月20日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
インド政府がカナダ人の宗教指導者を殺害、トルドー首相が非難
William Skipworth によるストーリー •1 時間
カナダのトルドー首相は9月18日「インド政府のエージェント」が6月にカナダ国内でシーク教徒の指導者のハーディープ・シン・ニジャールを殺害したと議会で発言した。
ニジャールは6月18日、ブリティッシュコロンビア州サリーのシーク文化センターの外で射殺された。
カナダ国籍のニジャールは、カリスタンと呼ばれるインドのパンジャブ州のシーク教徒による分離独立運動の指導者だった。インド政府は、カリスタンの運動を禁止し、ニジェールをテロリストとして指名手配していた。
トルドー首相は、自身の告発がカナダ政府が収集した情報に基づくものだと述べ、インドの当局にカナダの捜査に協力するようプレッシャーをかけると述べた。同首相は、今月初めにニューデリーで開催されたG20サミットで、この事件についてインドのモディ首相に直接問いただしたと述べた。
カナダ政府は、ニジャールの殺害への関与が疑われるインドの外交官をすでに追放していた。両国間の緊張は最近高まっており、トルドー首相は先週、インドとの貿易協定交渉を中止していた。
カナダはインド国外では世界最大のシーク教徒のコミュニティを抱えており、カナダでは約77万人のシーク教徒が暮らしている。また、インドの血を引く住民の数は約140万人から180万人とされている。
「外国政府がカナダ国内でカナダ国民の殺害に関与することは、私たちの主権に対する容認しがたい侵害だ」とトルドー首相は議会の下院で述べた。
印もカナダ外交官を追放
共同通信社 によるストーリー •37 分
【ニューデリー共同】インド外務省は19日、同国駐在のカナダ外交官を国外追放すると発表した。カナダで同国籍のシーク教徒の男性が殺害された事件を巡り、カナダがインド外交官追放を発表し、対抗措置を取った。
カナダとインド、対立激化 両国が外交官追放 シーク教指導者殺害で
毎日新聞 によるストーリー •14 時間
カナダのトルドー首相は18日、シーク教指導者のカナダ国籍の男性が6月に殺害された事件に、インド政府の工作員が関与した可能性があると述べた。インド外務省は「根拠のない主張だ」と全面的に否定。カナダ政府がインド人外交官を追放すると発表したのに対し、インド政府も19日にカナダ人の上級外交官を追放すると表明し、両国関係の悪化が懸念されている。
ロイター通信によると、男性は6月18日にカナダ西部ブリティッシュコロンビア州で銃殺された。男性はインド北部パンジャブ州でシーク教徒の国家設立を目指す運動を支持。インド政府は2020年、テロリストに指定していた。
トルドー氏は今月18日の議会で、インド政府の工作員が男性の殺害に関与したとの「信用できる」情報をカナダ治安当局が入手し、捜査していると述べ、「許しがたい主権の侵害だ」と主張。9、10日の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で訪印した際、モディ首相にも直接、懸念を伝えたという。
これに対してインド外務省は19日、「インド政府がカナダで暴力行為に関与したとする主張はばかげている」と反論する声明を発表。インドは民主国家であり、法の支配に基づいていると主張した。また、カナダ人外交官の追放については「反インド活動に関わっている」と指摘した。
カナダには多くのインド系カナダ人のシーク教徒が暮らしている。シーク教徒による独立国家を支持するデモが開催され、当局は神経をとがらせていた。両国は貿易協定の締結に向けた交渉を進めていたが、カナダ側は今月に入って、交渉を一時停止したと発表。今回の問題で両国間の緊張がさらに高まる恐れがある。【ニューデリー川上珠実】
カナダ「殺害にインド関与」 印独立派指導者6月死亡
トルドー首相が非難、外交官追放 インドも対抗措置
2023年9月20日 2
カナダのトルドー首相は18日、6月にカナダ国内で起きたシーク教の指導者の殺害事件に「インド政府が水面下で関与した」との見方を示した。事件調査に向け在カナダのインド人外交官を追放。インドは疑惑を否定し、対抗措置をとった。経済面で協力を模索していた両国の緊張が急速に高まっている。
カナダメディアによると、殺害されたのはハーディープ・シン・ニジャール氏。6月に西部ブリティッシュコロンビア州で射殺された
カナダ、インドとの貿易協定交渉を一転停止 首相訪印控え
9/4(月) 13:51配信
[オタワ 1日 ロイター] - カナダ政府は1日、インドとの貿易・投資協定締結に向けた交渉を停止したと発表した。 両国は今年5月、年内の初期合意を目指すと表明していたが、カナダ側が一転して停止を決めた。
両国は2010年以降、包括的経済パートナーシップ協定に関する協議を断続的に行っており、昨年に正式交渉を開始していた。
トルドー首相によるインド訪問を翌週に控え、政府高官は「貿易交渉は長く複雑なプロセスだ。われわれの立ち位置を把握するために停止した」と記者団に述べた。
インドのサンジェイ・クマール・バルマ駐カナダ大使は1日、カナダ通信に対し、カナダ政府が過去1カ月の間に交渉停止を求めてきたが、理由について説明はなかったと述べた。
参考文献・参考資料
インド政府がカナダ人の宗教指導者を殺害、トルドー首相が非難 (msn.com)
カナダとインド、対立激化 両国が外交官追放 シーク教指導者殺害で (msn.com)
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