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政治講座v502「軍事的・経済的な混迷を深めるロシアと支援を求めるウクライナ」

戦争により利益を受ける集団は誰だろう? 軍需複合体?オリガルヒ?
戦争の費用対効果はどうなのであろうか? 攻撃を受けているウクライナの国土・建築物の破壊で誰が利益をえたのであろうか。ウクライナは日本に経済復興支援の依頼しているが、その前に、ウクライナを勝利に導き、その上でロシアに損害賠償請求すべき金だ。もう一つ、ウクライナが世界に武器・軍事資金を世界に嘆願するに至った原因は政府・国家において横領・横流しが横行して、腐敗が進んだ結果であると言われる。今も西側の支援物資が闇ルートで横流しされているという噂がある。一例がウクライナが中国に鉄くず同然の値段で売却された航空母艦「遼寧(中国名)」であろう。国家が腐敗防止対策をとってから、支援すべきと考える。

         皇紀2682年10月28日
         さいたま市桜区
         政治研究者 田村 司

プーチン大統領に引導も…ロシア軍内紛、民間軍事会社が台頭 盟友が軍の失敗を指摘「直接グチを、国防相かそれ以上の立場に」

2022/10/27 11:17

ウクライナ侵攻をめぐりロシアの軍事組織内部で亀裂が深まっている。プーチン大統領の側近で、民間軍事会社「ワグネル」の創設者、プリゴジン氏がプーチン氏に直接、軍の失敗を指摘した。政権の内紛でパワーバランスが崩れた場合、「プーチン氏に引導が渡される可能性もある」と専門家は指摘する。

米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、プリゴジン氏は、ロシア国防省がワグネルの傭兵(ようへい)部隊に頼る一方、必要な支援をしていないとプーチン氏に直訴した。軍事的劣勢を背景に「プリゴジン氏が影響力を強めたことや、国防省幹部の指導力の不安定さを浮き彫りにした」と同紙は指摘した。

プリゴジン氏は食品関連企業を経営するオリガルヒ(新興財閥)の1人で、9月に初めてワグネルの創設者だと認めた。

プリゴジン氏はチェチェン共和国のカディロフ首長による軍指導部批判に同調したこともあるショイグ国防相の解任論もくすぶり、国防省の立場は厳しくなっている。

前線でもワグネルの影響力は強まっている。ロシア軍の兵力不足を補うため、受刑者を兵士として集めたり、東部ドネツク州の戦略的要衝バフムトには同社の傭兵が投入されているという。

南部ルガンスク州でも「ワグネル線」「プリゴジン線」と呼ばれる防御線を構築していると露独立系メディア「メドゥーザ」が23日、報じた。

南部へルソン州の州都へルソン市では、ロシア軍が撤退するとみられていたが、ロイター通信によると、ウクライナ政府高官は「最も激しい戦闘」を警戒している。

筑波大の中村逸郎名誉教授は「プリゴジン氏は、プーチン氏に直接グチを漏らせるまでに権力を蓄え、実質的に国防相か、それ以上の立場になりつつある。強硬派の意見は前線に反映され、攻撃はさらに非道さを増すだろう」とみる。

プーチン氏の盟友とされるプリゴジン氏だが、両者の関係も変わってくるかもしれない。中村氏は「プリゴジン氏が目指しているのはウクライナの『焦土化』だ。一連の要求に応えられない場合、プーチン氏に引導を渡す可能性もある」と分析した。

メルセデスとフォード、ロシア事業から撤退…トヨタ・日産・ルノーなどに続き

読売新聞 2022/10/27 10:25

© 読売新聞 メルセデス・ベンツ

【フランクフルト=中西梓、ニューヨーク=小林泰裕】独自動車大手メルセデス・ベンツ米フォード・モーターは26日、ロシア事業からの撤退を発表した。ロシアのウクライナ侵略を受け、欧米や日本の大手自動車会社の撤退が相次いでいる

 発表やロイター通信によると、メルセデスはロシア子会社を現地の自動車ディーラーに売却する。売却にはロシア当局の承認が必要で、経営への大きな影響はないとしている。

 一方、フォードはロシアに拠点を置く合弁会社の株式売却を決定したと発表した。ただ、「世界的な状況が変化した場合」には、5年以内に株式を買い戻す権利も保有しているという。

 両社とも、ロシアのウクライナ侵略を受け、3月からロシアでの現地生産や車両の輸出などの事業を停止していた。ロシアへの経済制裁が長引いていることから、生産や輸出の再開は難しいと判断したとみられる。

 ロシアでの事業を巡っては、トヨタ自動車や日産自動車、仏ルノーなどが生産から撤退する方針を発表している。

母国のウクライナ侵攻を批判するロシア人富豪とは?


ロシアの財閥が当局を批判

ロシアによるウクライナ侵攻について批判的なコメントを行い、波紋を広げたオリガルヒ(ロシアの有力財閥)の重鎮、オレグ・デリパスカ。彼はプーチン大統領とも近いとされる億万長者だが、ウクライナ侵攻による経済的損失は甚大であり、誰も得しないだろうと述べたのだ。


不信感を募らせるプーチン政権

専門家によれば、デリパスカはエリツィン政権の頃から残っている数少ないオリガルヒの1人であり、プーチン政権は彼に対し不信感を募らせているとされる。遅かれ早かれルサール社は国有化されるだろうと予測されていたのはそのためだ。


プーチン政権の一部

しかし、ドイツ政治学術財団のヤニス・クルーゲによれば、デリパスカは2022年3月時点で依然として「プーチン政権の一部として不可欠」だった。アルミニウム産業の巨頭はロシア式の国家資本主義を支持し、恩恵にあずかっていたのだ。

プーチン政権との繋がりは?

デリパスカ自身はプーチン政権との繋がりを否定しているが、国際的な研究は両者の密接な関係を示唆している。

(写真:Kirill Kudryavtsev/AFP via Getty Images)


EU側の配慮

欧州連合(EU)は、オリガルヒに課している制裁措置の一部をデリパスカに対しては免除している。ドイツ誌『Kontraste』および「ディー・ツァイト」紙の報道によれば、今年初めに策定された制裁案リストには、世界的に大きな影響力を誇るデリパスカの名前も含まれていたという。


リストから外された理由は?

しかし、最終的な制裁リストにデリパスカの名前はなかった。会議に参加した各国の外相はこの件についてコメントを避けており、誰がこの決定を下したのかは不明だ。

写真:サンクトペテルブルクで恒例の白夜祭に参加するデリパスカ(右、2008年)


ヨーロッパ企業への大規模な投資

デリパスカが全面的な制裁措置の対象外とされたのは、彼がEU諸国に投資を行っているためかもしれない。たとえば、持株会社を通じてオーストリアの建設会社Strabag社の株式のおよそ75%を保有しているほか、『フォーブス』誌によれば、オーストリアのリゾート地レッヒ・アム・アールベルクでも3000万ドルあまりの投資を行い、高級ホテルを経営しているという。

英国・米国との繋がり

一方『ガーディアン』紙はデリパスカを「英国の政界と密接な関係を持つ、プーチンのお気に入り」と表現。同紙によれば、デリパスカは当時のピーター・マンデルソン財務大臣をはじめとする英国の政府高官を豪華クルーザー「クイーン・K」に招待し、迂回献金について話し合ったとされている。また、ドナルド・トランプ元米大統領とも良好な関係を保っていたと言われている。


エリツィン元大統領との関係

2001年から2017年まで、オレグ・デリパスカはヴァレンチン・ユマシェフの娘、ポリーナ・ユマシェワと結婚生活を送っていた。ヴァレンチン・ユマシェフはエリツィン元大統領の娘婿であり、プーチン大統領の顧問になる前にはエリツィン政権の大統領府長官を務めたこともある人物だ。デリパスカとポリーナ・ユマシェワには息子が1人おり、デリパスカは主にスクワで暮らしているという。


不満を募らせるオリガルヒ

プーチン政権を支えるオリガルヒたち。制裁措置で私生活に打撃を受けたロシアの富裕層は不満を募らせている。彼らが海外に所有する別荘や豪華クルーザーはすでに差し押さえられており、子供たちの留学も困難になっているのだ。また、海外製の高級品もロシア国内では入手できない。



My opinion

「支援」という美名の「善意」はかならずしも「支援」を隠れ蓑にする「悪意」が隠されている。
The road to hell is paved with good intentions
「地獄への道は善意で舗装されている」または
「地獄への道は善意で敷き詰められている」  どんとはれ!

参考文献・参考資料

プーチン大統領に引導も…ロシア軍内紛、民間軍事会社が台頭 盟友が軍の失敗を指摘「直接グチを、国防相かそれ以上の立場に」 (msn.com)

メルセデスとフォード、ロシア事業から撤退…トヨタ・日産・ルノーなどに続き (msn.com)

母国のウクライナ侵攻を批判するロシア人富豪とは? (msn.com)

オリガルヒ - Wikipedia

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