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やさしい物理講座v43「ニュートリノ(幽霊粒子)の有難い御利益(ごりやく)で新真実の解明か」

ソクラテスは著書でこのように言っている。アテナイ人は自分自身を知らないのに知っていると思っている。私は、自分自身を知らないと言うことを知っている。それ故、私はアテナイ人より知者なのである。「知らない」と言うことを「知っている」事こそ「知」であると。
孔子は「知之為知之、不知為不知。是知也。」といっている。知っていることを知っていることとして、知らないことは知らないこととする。これが知ると言うことである。
「ニュートリノ」について知らないので、早速、本を購入などして知識の吸収に努めた。今回は自分で理解するために要約した。

             2022.1.12
             さいたま市桜区
             理論物理研究者 田村 司

はじめに

次の著書を要約した。

郡和範著 『ニュートリノと重力波』べレ出版 2021.2.25 初版発行
鈴木厚人監修『カミオカンデとニュートリノ』丸善出版 2016.6.30
梶田隆章著『ニュートリノで探る宇宙と素粒子』平凡社 2015.11.20 初版第1刷
山本耕造著『宇宙線と素粒子の本』日刊工業新聞社 2018.1.18 初版1刷 吉田伸夫著 『素粒子はなぜわかりにくいのか』技術評論社 2014.1.10 初版 第一刷発行


素粒子は粒子ではない。場の概念で考えると分かり易い。

素粒子には、電子やクォーク、クォーク同士を結び付けるグルーオン、光の実体とされる光子、ほとんど観測できない幽霊粒子ニュートリノなどがある。いずれも、ビリヤード球のような自立的な粒子としてイメージするとおかしなことになる。

ヒッグス粒子の場合と同じように、空間全域に広がるのっぺりとしたものがあり、これがエネルギーを得て振動するとあたかも粒子のように振舞うのである。

この”のっぺりと広がったもの”を、物理学では”場”と呼ぶ。

高校物理では、光の場として電磁場を習うが、電磁場の振動が粒子のように振舞うのが光子である。ヒッグス粒子はヒッグス場が、電子は電子場が、その他の素粒子はそれそれの場が、いずれもエネルギーを得て振し粒子のように振舞っているのである。

基本的な構成要素の変遷

19世紀には原子は分割不能な構成要素と看做されていた。しかし、1896年に放射能が発見され、ある種の原子は放射性崩壊を起こして別の原子に変わることが明らかになると原子は基本的構成要素ではなく、より小さなものからできているという見方が広まった。

例えば、ベータ崩壊では、原子の内部から電子が飛び出して別の原子に変わるので、原子は電子を含むような内部構造をもつというアイデアが提案された。

1911年、原子は原子核と電子から構成されていることが実験で確かめられるが、ベータ崩壊の際に電子が飛び出すのが原子核からだと分かると、今度は原子核の構造が追求されるようになる。1930年頃までは、陽子と電子が未知のメカニズムによって結合し、原子核を構成すると推測されていたが、1932年に中性子が発見されたことにより、原子核は陽子と中性子という2種類の素粒子(この場合は基本的な粒子と言う意味)が結合されたものだと結論された。
現在では、陽子や中性子は素粒子ではなく、クォークとグルーオンという2種類の素粒子が結合した状態だと判明している。

ベータ崩壊はこうした構成要素の組み換えかというと、そうではない。通常の物質を構成するクォークにはuクォークとⅾクォークの2種類があり、ベータ崩壊とは、中性子内部のⅾクォークが、電子と反ニュートリノを放出してuクォークに変化する過程である。

つまり、基本的構成要素であるにもかかわらず、素粒子は突如として別の素粒子に変わるのである。もし、素粒子が自立的な粒子であるならこの現象をどのように理解すればよいのか。これ以外にも素粒子を粒子であるとすると訳が分からない性質が多い。

これは、素粒子を粒子と看做すことに由来する。素粒子が粒子ではなくエネルギーを得た場の振動状態と看做すと解消される

素粒子がベータ崩壊などによって姿を変えるのは、場の振動にいくつかの方向があるためでる。

uクォークⅾクォークはそれぞれ別種の粒子というわけではなく、一つクォーク場の2つの振動状態である。場がある方向に振動する状態はuクォーク別の方向に振動する状態がdクォークと考えればよい。

ⅾクォーク方向に振動していたクォーク場が何らかの拍子にW粒子場と呼ばれる別の場にエネルギーを与えると、その反作用によって、振動方向がuクォークの方向に切り替わる。

エネルギーを与えられたW粒子場は、さらに電子場と反ニュートリノ場にエネルギーを与えて、粒子的に振舞う状態を作り出す。これが、ⅾクォークがuクォーク・電子・反ニュートリノになるベータ崩壊の過程である。

陽子や中性子の内部では、複雑に変動するもやもやしたクォークとグルーオンの場が結合状態を作り上げており、粒子的に振舞う規則正しい振動の状態とは全く異なっている。

ところが、摂動法と呼ばれる近似的な計算を行うと結合状態が級数の形で表され、その級数の一つ一つの項が、それぞれ何個かの粒子がやり取りされる過程を表す式になっているのである。

このことを「素粒子の交換によって力が生じる」と言い表したのであり、計算の仕方を言葉に置き換えたにすぎない。

しかも、摂動法が良い近似になるのは特別なケースだけである。陽子・中性子の内部に関しては、摂動法は良い近似にはなっておらず、「素粒子を交換して結合している」と言い方は近似的にも正しくない。

素粒子がビリヤード球のような自立的な粒子であるならば、突如として、別のものに変わったり交換されるだけで力を生み出したりするのは、到底理解できない奇妙な性質である。しかし、素粒子が場の振動状態だとするとかなり分かり易くなる。

場の概念の変遷

1905年に発表されたアインシュタインとポアンカレの相対論的な電磁気学により、エーテルは空間と一体で不可分であり、空間に対するエーテルの流れは原理的にあり得ないとされた。相対論的な電磁気学の成功によって、物質を連想させるエーテルという名称は使われなくなり、電気的な現象を起こす場として電磁場という呼び方が一般的になる。

20世紀初頭の時点では、空間と一体化した場のアイデアが使われたのが、に限られていた。

しかし、光と物質がともに量子論的な振る舞いを示すことが明らかになると、光だけでなく、物質の構成要素に関しても、場の概念を適用できるという見方が登場する。

量子論的な現象としてよく知られているのが、粒子と波動の二重性である。光は電磁場の振動が伝わっていくである一方、光電子効果などに典型的にみられるように粒子であるかのように振舞う。1920年代になると、粒子と思われていた電子が電子ビームの回折のような波動的な振る舞いを示すことが見出された。光と電子のいずれも粒子・波動の二重性を示しているので、空間と一体化した場が物理現象を引き起こすとの結論にいたった。

それでは「場」とは何か?

場とは至る所に存在し、あらゆる物理現象の担い手となるものである。

水や空気のような媒質を思い浮かべるかもしれない。媒質はある領域に広がり、波や渦などの物理現象を起こすので、場と類似している。だが媒質と場では、決定的な差異がある。それは、媒質が空間のなかで移動できるのに対して、場は空間と一体化し、動くことができない点である。

19世紀には光を伝えるエーテルも水と空気と同じような媒質と考えられていたが、エーテルの流れがどうしても観測できないことから、エーテルと空間は分離不可能だと結論され、エーテルの代わりに電磁場と言う言葉が使われるようになった。

このように、空間と一体化し、空間に対して移動できないことが、場の特徴である。

空間と一体化という特徴を表す場のモデルとしてパソコンなどの液晶モニタを想定して頂きたい。液晶モニタの内部には実体と言えるものはない。動画が表示されるとき、画面に沿って何かが動いているわけではなく、それぞれの画素の輝度が変化することで画面の動きが表される

場の理論でもそれと同じように考えればよい。時間と共に変化する物理現象では、原子のような実体が空っぽの空間の中を動き回るのではなく、場の値が変化することで動きをもたらしている。

モニタに映しだされる映像は外部での描画コマンドによって、指示されたものであり、パソコンの場合はCPUで計算されたデータに基づいて出力が決定される。

これに対して、物理的な場は場の内部におけるダイナミックな相互作用を通じて、どの様な値になるかが決定される。

場の振動とその伝播

素粒子を生み出す電磁場をはじめとしてすべて振動して波として伝わることが知られている。場の振動は、場の値が周期的に変動することである。物理学者は、こうした状況を、場の値が時間の周期関数になると言う形で数学的に表現する。

変位q、時間t、周期Tとすると、変位の式q=Asin(2πt/T+Φ₀)(Φ₀:t=0のときの位相)

幽霊粒子その正体はニュートリノであった。

ながらく、「幽霊粒子」とよばれていた。その理由は他の素粒子と比べて極めて反応力が弱く、ニュートリノの正体の片鱗さえもなかなか捉えることが出来なかった。ニュートリノの正体の解明に向けた潮流を築いたのがカミオカンデである。

ニュートリノの解説

素粒子のニュートリノには3種類ある。電子型ニュートリノ(1世代)、ミュー型ニュートリノ(2世代)、タウ型ニュートリノ(3世代)がある。それぞれの粒子の質量は大きくなる。1世代の電子の質量は0.511MeVであるのに対し、第2世代のミュー粒子は106MeV、3世代のタウ粒子は1777MeVである。
ニュートリノには当初質量がないと考えられていたが梶田隆章氏(2016年ノーベル賞受賞)のスーパーカミオカンデグループのニュートリノ振動実験の検出の成果により、現在では「質量がある」ことが分かった。ただし、ニュートリノの質量については極めて小さく、種類の間の質量差は測定されていない。「電子と電子型ニュートリノとは対(ペア)になっている」との言い方をする。これは似た者同士で表裏一体である。電磁気的な力が働くときには「電子」として現れるが、弱い相互作用が働くときには電子と電子型ニュートリノはほぼ同じような粒子として振舞います。同様に、ミュー粒子とミュー型ニュートリノタウ粒子とタウ型ニュートリノ、はペアの存在である。たとえば、中性子に電子型ニュートリノ、をぶっつけたときは、陽子と電子が現れる。なお、ニュートリノ(粒子)にも反粒子が存在する。

宇宙線が大気と衝突する(宇宙線の陽子と大気中の陽子(窒素)ときに生じるニュートリノを「大気ニュートリノ」という。
加速器を使うと人工的にニュートリノを発生させることができる。これを「加速器ニュートリノ」と呼ぶ。加速器の場合は、ビームから発射された陽子と、標的の陽子の2つを用意して超高速で正面衝突させることで放出される。
もう一つ、「原子炉ニュートリノ」のタイプがある。これは原子炉内のウランの核分裂などからニュートリノが生じるものです。原子核内の中性子が崩壊して、電子、電子型ニュートリノを放出して陽子になる。これが、β(ベータ)崩壊です。

中性子→陽子+陽電子+反電子型ニュートリノ
    ↓
陽子が電子を捕獲→陽電子+中性子+電子型ニュートリノ

チェレンコフ放射について解説

(幽霊粒子を見つけるための方法)
荷電粒子が空気や水などの媒質中を運動する時、荷電粒子の速度がその媒質中を進む光速度よりも速い場合に光が放射される現象。チェレンコフ効果ともいう。このとき放射される光をチェレンコフ光、またはチェレンコフ放射光という。チェレンコフ放射は、荷電粒子(たいていは電子)が(絶縁された)誘電体を、その媒質中の光の速度よりも速い速度で通過するときに放射される。

このときの光の速度というのは、群速度ではなく位相速度である。位相速度は、周期的媒質を用いることで劇的に変えることができ、このとき最小粒子速度に達さなくともチェレンコフ放射を観測することができる(これはスミス-パーセル効果として知られている)。フォトニック結晶などの複雑な周期的媒質においては、チェレンコフ放射のさまざまな特異的ふるまいをみることができる。たとえば後方への放射などである(通常は粒子速度の鋭角方向に放射する)。

荷電粒子が媒質中を通過すると、物質の局所的電磁場が乱される。媒質の原子中の電子は、通過する荷電粒子の場によって動かされ、偏極する。場の乱れが通過したあと、電子が再び平衡状態に戻ろうとするとき、光子が放出される(伝導体においては、光子を放出することなく平衡状態に戻る)。通常の場合には、光子は破壊的に干渉しあい、放射は検出されない。しかし場の乱れがその物質中の光速を超えて伝播するとき、光子は創造的に干渉しあい、観測される放射は増幅される。

チェレンコフ放射は、しばしば飛行機弾丸超音速で移動するときに発生するソニックブームに喩えられる。超音速の物体によって発生する音波は、十分な速度がないため、物体自身から離れることができない。そのため音波は蓄積され、衝撃波面が形成される。同じようにして、荷電粒子も媒質中を通過するときに、光子の衝撃波を生成する。
小柴昌俊によるカミオカンデスーパーカミオカンデなどでは、円錐状に広がるチェレンコフ光を捕らえることによりさまざまな研究を行う。そのチェレンコフ光がニュートリノにより散乱された電子により発生したのであれば、チェレンコフ光の観測結果から電子の運動方向や速度が分かり、それらからニュートリノの飛来方向などを計算することができ、ニュートリノが観測できる。

シンチレータ: scintillator)は、蛍光(シンチレーション、放射線に励起されることにより発光する特性)を示す物質の総称である。発光物質は入射粒子が衝突すると、そのエネルギーを吸収し発光する(すなわち、吸収したエネルギーを光の形で再放出する)。[注釈 1]励起状態が準安定なために、励起状態から低いエネルギー状態へ戻るのが遅れる場合があるが(必要な時間は物質によって、数ナノ秒から数時間と様々である)、このときの過程は、遷移の種類とそれに従う光子の波長によって、遅延蛍光または燐光蓄光とも呼ばれる)のふたつの現象のうちどちらかひとつに相当する。

My  Opinion.

注目頂きたいのは、現在ではニュートリノに「質量がある」ことが分かったということである。そしてつぎの欧州原子力核研究機関の加速器での実験で加速された素粒子(ニュートリノ)が質量があることから光速を超えたと思われるのである。質量がない光子には慣性力が働かないので、一定の速度ⅽ以上も以下でもなり得ないが、慣性力があるニュートリノに加速器で加速を付けられるとすると光速度を超えることは理論的にも可能であり、現実的にも起こし得ると考える。「物体は光速度を超えやれない」という特殊相対性理論の仮定の理論の破綻である。

その実験は次の通り。残念ながらその事実は「実験に誤りがあった」ということで権威主義の下で、その実験結果は物理学界から「取り消される」ことになった。

2011年、
欧州合同原子核研究機関(CERN)⇒ 巨大な加速器で陽子を加速、炭素に衝突させてニュートリノを作り出す。

⇒グランサッソー地下研究所に巨大な検出器がある

⇒届いたニュートリノを観測

⇒結果・・・光より一億分の6秒早く到着

ミュー型ニュートリノ・・・29万9799.9㎞/秒
(加速器で光速を超えたと思われる)

光速(真空中)・・・・・・29万9792.5㎞/秒

加速器で質量のあるニュートリノに加速すると慣性力が働き相対論が否定する速度合成が起こったと考えられる。強ち実験の間違いとは断言できない。寧ろ、当然の帰結がこの実験結果である。

To be continued . See  you  later !



参考資料・参考文献

やさしい物理講座V3「素粒子を粒子と見ないで『場の考え方』が必要」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v32「光より速い素粒子(ニュートリノ)の真偽」|tsukasa_tamura|note

鈴木厚人監修『カミオカンデとニュートリノ』丸善出版 2016.6.30

チェレンコフ放射 - Wikipedia

シンチレータ - Wikipedia

fetch.php (kyoto-u.ac.jp)

やさしい物理講座v39「光時計の思考実験の検証(再解説・掲載)」|tsukasa_tamura|note

コンプトン効果 - Wikipedia

やさしい物理講座v32「光より速い素粒子(ニュートリノ)の真偽」|tsukasa_tamura|note

メスバウアー効果 - Wikipedia

物体 - Wikipedia

摂動 - Wikipedia

光速 - Wikipedia

√(ε<sub>0</sub>×μ<sub>0</sub>)=1/ c「誘電率×透磁率の平方根が1/光速」となる理由 (fc2.com)

重力子 - Wikipedia

ガリレオ・ガリレイ - Wikipedia

やさしい物理講座v38「大阪府立大手前高校生の研究論文『蜃気楼』:吾輩の査読は評点A(優良)です。」|tsukasa_tamura|note

運動する媒質中の光速度|tsukasa_tamura|note

光の屈折 ~ 光はなぜ曲がるの?光の入場行進 | ひげおじさんの「おうち実験」ラボ (higeojisan-lab.com)

屈折率 - Wikipedia

蜃気楼、気体の密度による屈折率
2014S32.pdf (otemae-hs.ed.jp)

大阪府立大手前高等学校 – 本校は創立130年を越えた歴史ある高校です。平成20年、文部科学省により「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されました。 (otemae-hs.ed.jp)

矢沢サイエンスオフィス編集 『最新 宇宙論』学研 1989.6.1 第4刷発行

やさしい物理講座v31「ブラックホールが宇宙空間ガス物質で作り出す現象の光の屈折」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v25「数学者も解けない物理学における三体問題と摂動の解(怪)」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v16「光粒子(素粒子:電磁波)と物質の相互作用」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v23「運動している物質中の光の振る舞い」|tsukasa_tamura|note


素粒子表 (japanknowledge.com)

郡和範著 『ニュートリノと重力波』べレ出版 2021.2.25 初版発行

阪上孝・後藤武 編著 『はかる科学』中公新書 2007.10.25発行
p26~54

小暮 陽三 著『物理のしくみ』日本実業出版社 1994.10.15 8刷発行
p132

後藤学著『相対性理論のどこがおかしいか』p324~326「相対論はやはり間違っていた」徳間書店 1995.5.10 
巻末資料2 A・Einstein 『 E=Mc²に関する論文 』p18~20

伊藤幸夫・寒川陽美著『単位の基本と仕組み 国際単位系(SI)』秀和システム 2004.8.10 第一版1刷 p62~、p104


国際単位研究会著『SI単位ポケットブック』日刊工業新聞社 2003.6.26 2版1刷

今井秀孝監修『計量の本』日刊工業新聞社 2007.11.30 1版1刷 p134 

中井多喜雄著『早わかりSI単位辞典』技報堂出版 2003.9.1 1版1刷発行

山内薫著『分子構造の決定』岩波書店 2003.10.10 3刷発行 p6~15


吉田伸夫著『素粒子はなぜわかりにくいのか』技術評論社 2014.1.10 初版1刷 p129~158 摂動法

ジム・アル・カリーリ著 林田陽子訳『見て楽しむ量子物理学の世界』日経BP社 2008.9.29 1版1刷


山本耕造著『宇宙線と素粒子の本』日刊工業新聞社 2018.1.18 初版1刷 p132~133

梶田隆章著『ニュートリノで探る宇宙と素粒子』平凡社 2015.11.20 初版第1刷

竹内 淳著『高校数学で分るマックスウェル方程式』講談社2003.6.27第2刷発行
p200~209 学会、言論の自由、発想の自由、科学の役割

平野功著 『原子・光・磁気の解析 -その成り立ちと発展の軌跡ー』技報堂出版2004.3.30 1版1刷発行

窪田登司著 『アインシュタインの相対性理論は間違っていた』徳間書店 1993.10.31 p212  

木幡赳夫他8名著 『最新 アインシュタイン論』学研 1989.12.1

安東正樹著 『重力波とは何か』 講談社 2016.9.14 1刷発行  

高橋真理子著 『重力波 発見!』 新潮社 2017.9.20 p168   

大槻義彦・大場一郎著『物理学事典』 講談社      p326 

円山重直著 『光エネルギ工学』養賢堂 2004.4.30 1版発行 p172、p178

竹内淳著 『光とレンズ』講談社 2016.5.20 第1刷発行 p156~157

山本義隆著 『幾何光学の正準理論』数学書房 2014.0.1 1版1刷 p27、p30、p35

・ニュートン別冊
『時間とは何か』 ㈱ニュートンプレス 2016.7..25 発行増補第三版

・松浦壮著 『時間とは何だろう』 ㈱講談社 2017.12.5第三刷発行
 p94~96文章抜粋
 絶対時間から相対時間へ
「さて新しい原理を持ち込んで理論を構築するのはもちろん自由ですが、それが正しいかは別問題です。アインシュタインが導入した原理は本当に正しいでしょうか?こういう場面で登場するのが実験の精神です。新しい原理が導入されたことで予言される現象が現実に起きるかどうかが判定材料になります。
・・・時間とは時計で測定するものとして「光時計」を考える。・・・思考実験


・原康夫著 『量子力学』 岩波書店 1994.6.6 第一刷発行 p3(光の二重性)、
p4文章抜粋「このように光は波動性と粒子性の両方の性質を示す。とりあえず光の二重性を『光は空間を波として伝わり、物質によって放出・吸収されたとき粒子として振舞う。』
p5文章抜粋『1905年にアインシュタインは振動数νの光(一般に電磁波)はエネルギーE=hνを持つ粒子(光子)の流れだと光電効果を説明した。』


・チャールズ・H・ホランド著 手嶋英志訳 『時間とは何か』 青土社 2002.12.20 第1刷発行 p188

・平野功著 『原子・光・磁気の解析』 技報堂出版 2004..3.30 第1版1刷

・円山重直著 『光エネルギー工学』 養賢堂 2004.4.30 
p6文章引用「光とは狭義には可視光を意味するが、一般的には電磁波又は光子「フォトン」と同義である。物質中の電荷が変動することによって電磁波が発生し空間を伝播する。
p62、電磁波の伝播、マックスウェルの方程式

・後藤憲一、小野廣明、小島彬、土井勝 著 『基礎物理学 第二版』 共立出版 2004.4.15 第二版1刷
p159   Ⅰ 特殊相対性原理
  「すべての慣性系は同資格でどのような物理法則もすべての慣性系と同じ形である。」
     Ⅱ速度不変の原理
  「真空中を光が伝わる速さは光源の動く速さや方向に無関係に、どのような慣性系から見ても同じ値(c)である。」

・山田克哉著 『光と電気のからくり』 講談社 2003.6.27  p139、p148

・福田京平著 『光学機器が一番わかる』 技術評論社 2010.5.5 初版1刷発行

・石川健三著 『場の量子力学』 培風館 2006.7.20 初版発行

・佐藤勝彦著 『量子論』 ナツメ社 1999.2.10 発行

・山崎昇 監訳 『見える数学の世界』 大竹出版 2000.12.11 第一版発行
p295 ピタゴラスの定理

・岡部恒治、有田八州穂、今野和浩著 『文科系学生のための数学教室』 有斐閣アルマ  p34 三平方の定理(ピタゴラスの定理)

・吉田伸夫著 『素粒子論はなぜわかりにくいのか。場の考えを理解する』 技術評論社 2014.1.10 初版第1刷発行
要約( p10~31から引用)
1、素粒子(含む光子)は粒子ではなく「場」の概念を適用する。。
2、「場」の概念を適用とは
「場」とはいたるところに存在し、あらゆる物理現象の担い手となるものである。
空間と一体化し、空間に対して移動できないことが「場」の特徴である。
時間とともに変化する物理現象では原子のような実体が空っぽの空間の中を動き回るのではなく、「場」の値が変化することで動きをもたらしている。

・山崎正之、若木守明、陳軍 共著 『波動光学入門』 実数出版 2004.4.20 第1刷発行

・『キップソン博士が語る時空旅行
相対性理論とタイムトラベル』 ニュートンプレス 2012.6.15 発行

・『アインシュタイン 物理学を変えた発想』 ニュートンプレス  2009.3.10 発行
p30、止まっている光時計
p45、運動している光時計 

・『時間の謎』 ニュートンプレス 2018. 8月号

・平井正則監修 三品隆司編者
『アインシュタインの世界 天才物理学者に関する60の疑問』 PHP研究所 1996.10.22 第一版7刷発行  
 p61~62 特殊相対性理論
 p62~63 絶対時間と相対時間 「時間」と「空間」

・桑原守二・三木茂監修『図解雑学 電気・電子のしくみ』 ナツメ社 1997.7.20
p162さまざまな電磁波 p165マックスウェルの方程式

・小暮陽三著 『物理のしくみ』 日本実業出版社 1994.10.15 第8刷発行
p38光の粒子説と波動説、p42光と電磁波、p125エーテルと光速度の測定
p126同時刻とは p128時間の遅れ

・小沼通二著 『現代物理学』 放送大学 1997.3.20 改訂版第1刷 p28相対性理論

・阿部龍蔵・川村清著『量子力学』 放送大学 1997.3.20 改訂版第1刷 p18波と粒子の2重性

・藤井保憲著 『相対論』放送大学 1995.3.20 第1刷 p27 時間のおくれ

・阿部龍蔵著 『光と電磁場』 放送大学 1992.3.20 第1刷 p36 光の放出と吸収

・田村 司著 『運動する媒質中の光速度についての考察』放送大学卒業研究論文

・窪田登司・早坂秀雄・後藤学・馬場駿羣・森野正春・・竹内薫・日高守・石井均
『アインシュタイン理性を捨てさせた魔力「相対論」はやはり間違っていた』
徳間書店  1995.5.10 第2刷
後藤学「相対性理論のどこがおかしいか」p234 文章抜粋「結論的には、特殊相対性理論にはそのベースになっている仮説に疑問があることを指摘しています。その疑問は相対論の全体を完全に破壊させかなない類のものです。」
日高守著「相対論を打ち砕くシルバーハンマー」p155                            巻末資料2 A ・Einstein 著『E=mc²に関する論文』       [A3]質量とエネルギーの等価性の初等的証明         Elementary derivation of the equivalence of mass and energy.  Technical Journal .vol. 5 (1946), pp.16~17

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