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特殊相対性理論(錯誤)で「思考停止」

もっと過激な表題「馬鹿になる」・「阿呆になる」にしようと考えたが、それはあまりのも関係者に侮辱的表現になるので無難な「思考停止」にしました。 27年前から理論に破綻が生じている事に気が付いた。特殊相対性理論の1905年の発表から115年の長きにわたり、物理学者は「思考停止」している。 「君子危うきに近寄らず」で、物理学者の誰も、触らず、今日に至るのである。 理論の修正・訂正を期待したが、変化なく、未だに、そのままの状態にある。権威者への盲信と権威主義の象徴がもたらした結果と吾輩の目に映る。 嘆かわしく・悲しくもあり・遣る瀬無い気持ちであるが、社会の啓蒙の為に、敢えて、筆を執るものである。

                          2020.10.30 

                        さいたま市桜区

                   理論物理研究者 田村 司

はじめに

 どの分野にも権威主義がある。盲信して従属する物理学者は、反感を持たれるであろうが、「裸の王様」(権威主義者)には「裸」であることを、教唆しなければ、恥をかいたまま、姿を晒すことになる。吾輩は、敢えて、苦言を呈するものである。

 パラドクスなどの矛盾が生じているときは、理論に無理があり、破綻しているのである。原点の事実に立ち返って理論構築すべきである。

1、特殊相対性理論(光速度不変)の原理が導き出された原点とは・・・

⑴ 1887年、マイケルソン=モーリの実験結果から導き出された。

実際は光のエーテル媒体説の検証実験であった。

太陽を公転する地球の光の干渉縞の移動は、理論値と実験値において、計算上通りでにならず、観察実験で「光の干渉縞」に理論値と実験値の差異が大きく芳しい結果は得られなかった。

これについては、以前に掲載した『運動する媒質中の光速度』をご参照のこと。下図に掲載済み。

その結果、アインシュタインの出した仮定は、「あらゆる慣性系の観測者には同じ速度(光速度不変)である」とした。

マイケルソン=モーリの実験で理論値と実験値お差異が大きく芳しい結果にならなかった原因は「空気」を抜かず実験したことに起因する。

「運動する媒質中の光速度」はフレーネル随伴公式の通り、運動する空気に影響をうけるのである。

そこで、1925年マイケルソン=ゲールの実験では「真空状態」により、「空気の影響と無くした状態」で観測値と計算値はほぼ一致した。「光速度不変の反証」実験である。

この事実はマイケルソン=モーリの実験の38年後であり、その時はすでに、1905年に「特殊相対性理論が発表された」後であった。そのためとそのときはアインシュタインは物理学会の権威者たる位置付け(ノーベル賞受賞者)となっており、1925年のマイケルソン=ゲールの実験反証実験は黙殺されて、顧みられなかったのである。

以前掲載した『運動する媒質中の光速度』から実験結果を抜粋した。

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2.特殊相対性理論(光速度不変)の原理のノーベル賞候補の顛末

 当時の物理学者の中にも特殊相対性理論には検証性がないというクレームを指摘し続けた人もいた。

たとえば、スウェーデンのアルバール・グルストランドは1911年にノベル医学賞を得た医学者だが、彼はこのとき物理学賞の委員でもあった。

この人の強硬な意見によってアインシュタインの受賞が1921年度(実際は1922年)まで遅れ、しかも受賞対象が相対性理論ではなく、「光電効果」となった経緯がある。これだけ、当時から検証性がない仮説にすぎなかったのである。

1908年にヘルマン・ミンコフスキーが発表した「擬ユークリッド4次元空間(ミンコフスキー空間)」の数学的美しさと理論的分析の透明さによって、特殊相対性理論に対する信頼感は圧倒的に高まったとされている。

一方、この理論を実験的に直接検証できる見込みがなかったのも事実である。

実際は前述した通り、反証実験の成果があるにも係わらず、黙殺されたのが、実情であろう。

3、実際の検証実験について

 結論・・・「特殊相対性理論」(仮説)は破綻

 前述した通り「1925年マイケルソン=ゲールの実験」で観測者検証された。

 観測値と計算値はほぼ一致した。つまり2つの慣性系で計算通りの差異が生じたことになるのです。

光速度不変」(2つの慣性系の観測者に対して不変)の仮説は錯誤が判明。

4、その後の状況(思考停止の事実)

 理論を実験的に直接検証なしで、後日の物理現象を特殊相対性理論の後付けの検証の「証拠。理由付け」とした。

(思考停止の事実)

本来なら原因究明するべきものを「特殊相対性理論の検証である」として終わらせている。

果たして、これが学者の研究探求姿勢かと疑問を禁じ得ない。

その例を次に述べる。

5、後日の物理現象を後付けで検証理由としたもの

 ⑴ 宇宙線のミュー粒子(ミュオン)の崩壊寿命が静止した寿命より長いのは特殊相対性理論の「時間の遅れ(time dilation)]に相当するものとして、別な理由原因を追究検証することなく相対性理論の直接の検証と看做されるようになった。本来は別の原因で寿命が延びたものと吾輩は仮説を立てている。

 ⑵ 1960年代には原子時計を飛行機に積んで実験を行い、実際に時計の遅れが生じることが確認れている。これを以て特殊相対性理論の「時間の遅れ(time dilation)]に相当する検証であると看做している。

時計の遅れ」を「時間の遅れ(time dilation)」明らかに詭弁である。原子時計にどのような物理的現象が起きて、メカニックの差異が生じたかの検証が必要である。

以前に掲載した『ミュオン(μ粒子)の寿命と仮説』、『時間の遅れ(time dilation)の錯誤』をご参照のこと。

5、結論

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