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よしなしごと

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日常に思う「由無し事」だったり働き方を考える「善しな仕事」だったり、諸々のよしなしごとを綴ります。 (マガジン「雑記帳」より改題)
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2024年6月の記事一覧

人を成長させるのはアウトプット

アジャイル開発とかクラウドコンピューティングとか、新しいコンセプトが世の中を席巻している。知らないでは済まされない。だから学習する。費用負担とかなしの社内研修でも開けば、大入満員だ。でも業務利用はと言うと進まない。こういうの、あるあるだよね。 ペーパードライバーの背伸び進まないどころか、「新規のアジャイル案件があるんだけど」「クラウド案件があるんだけど」と打診すると「いや、まだ実案件はちょっとね」となることもあるらしい。それが研修受講者や資格取得者のいる部署でもだというの

最初の20時間 — あらゆることをサクッと学ぶ方法(ジョシュ・カウフマン)

だいぶ前に『「1万時間」は熱意の秤』というノートを書いた。まず世に言われる1万時間の法則は、「十分な量(1万時間)の努力すればだれでも一流になれる」みたいに語られがちだけど、もともとは「多くの物事では、適切な質と量の訓練があれば誰でも習熟できる」という話だった。訓練の質の話が忘れられて、1万時間という数字だけが独り歩きしてて、それは誤解を生みやすい。ただなにかの道を選ぼうと思ったとき、本当にその覚悟が十分か自問する秤としては、1万時間という数字自体も役立つかもしれない。そんな