♯1 若手教員を育成する先輩教員の関わり方

教職大学院2年目を迎えました。
研究もあと一年。自分自身の記録のために、noteをつけてみようと思います。

さて、新年度始まりました。実習校もバタバタしています。「学級開きどうしよう〜」そんな声が職員室のあちらこちらから聞こえます。慌ただしい中にも、何かわくわくしている先生たちの気持ちもただよっています。

自身の研究テーマが、「メンター育成プログラムの開発に関する研究ー若年層教員の授業改善に着目してー」と設定しています。メンター育成なので、「先輩ー後輩関係」でいうと、先輩側の育成に焦点を当てています。メンティ側(若年層)の授業改善の研究は進んでいますが、先輩側は日の目を浴びていないようです。

自分自身がそうだったのですが、関わり方の「引き出し」が少ないと、若手の力を引き出すことができないなと感じています。この関わりをすれば正解!ということはないものの、先輩教員として関わり方の引き出しを多く持っていることは大事なのだと思っています。

そこでヒントになるのが、
島田希 2011 ミドルリーダーのためのメンタリング・ハンドブック-若手教師支援の充実を目指して- 11,14,15頁
です。

島田(2011)はメンタリングの機能を、①コーチング ②アセスメント ③ネットワーキング ④ファシリテーティング ⑤ガイディング ⑥カウンセリング の6つに整理しています。

具体的にどんな場面でどんな関わりをすれば、メンティの授業力を向上させていくことができるのかという構造を明らかにし、そのためのメンターの力量をどのように向上させていくのか。

こんなことを研究しております。
新年度のこの時期は、先輩教員として後輩教員のどのように関わっていこうか特に考える時期ではないでしょうか。この研究が、そんな先生方の力に少しでも役立つようになればと思っています。

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