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育児日記『カンフーパンダ』

ちーちゃんはカンフーパンダが好き。

唐突に「カンフーパンダ、みるー!」と叫び出す。
そして見始めてしばらくすると飽きる。
な、なんじゃそら!

しかし、同じ映画を何度も観るというのは良い。
それができるのもすごい。

2歳になる前だったと思うが、妻の実家でトトロにハマっていた。
一時間を超える映画を初めから最後まで集中してみていることが発覚したときは夫婦で喜んだものである。

しかも、ちゃんと泣くのである。
めいが迷子になるシーン、さつきがそれを探してて不安になるシーンで。
大声を出して泣く。
僕らもそのとき泣いている。
同じやん。。。

そして映画の中のセリフもきっちり覚えるのである。
あるとき、唐突にトトロクイズが始まるのだ。

「焦げてるーー!!」
「え?どこが?」
と言ったら怒られるのである。
「お父さん、ちがーーーう!!」
「え? あ、
 ま、まってーー!」
「そうーーーー!それだよーー!まったく〜」
誰がわかるねん、、、

と、思ったら妻はこれ、めちゃくちゃ得意で、
完璧にこなすのである。
だからこそ僕にも求められるのだ。
困ったものだ。

しかし本当にマニアックなシーンまで覚えている。
本当にすごい。天才。
最近は、
妻「あぶねえじゃねえか!気をつけろ!
  おまえ、どこからきたんだ?」
ちーちゃん「まつごうです、、、」
妻「ま、まつごう?!」
が、お気に入り。誰がわかるねん。

カンフーパンダもご多分にもれずシーンの再現をする。
しかしそのカンフーはもちろん適当なので、ただただ危ない拳を振り回すだけである。

一度、
服を脱いで、「おねえさんパンツ」一丁になって、
リュックサックを背負ってポーズをきめて、
「カンフゥ!」
と、言っている娘を見たとき、
我が娘ながら面白く育ったなと、
感心したものである。


<おまけ>
実家からもらった大きい画面のテレビで観ると、
きーちゃんが近づきすぎて困る。
そのためテレビの前にはバリケードとして座椅子が置かれている。
それでもすり抜けてテレビに近づくきーちゃん。
そして隙間に挟まって泣き出すきーちゃん。

アホや、、、と思いつつ、
大人もそんなもんかも、とも思う。

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