自分のキャラで妄想する作家
作家によると思うんですけど、私は自分の漫画のキャラに対して思い入れがめちゃくちゃあるタイプの作家で、
その中でも自分の漫画の女キャラにめちゃくちゃ粘着質な視線を向けてるんですよ。
一方で男キャラはどうかというと、「みんなのアイドル」というか、
自分の趣味趣向ももちろんある（嫌いなタイプは描かない、描けない）けど、
分母をなるべく多くしたいという気持ちもあるので大多数の好みみたいなものを考慮するわけですよ。少女漫画なんで。
だが！
女キャラは！！！
100%俺の好みだ！！！！！！
作家さんによっては「男主人公のが描きやすい」という方も多いことはわかるんですが、私は圧倒的に女子が見たい（女子が恋に悩んだり人生に迷ったりする様、それを乗り越えていく強さを感じたい）人間なので、
描き手でなく読み手としても、女子が主人公の少女漫画の方が好みです。
というわけで「恋だの愛だの」は長い間連載させていただいたので、主人公以外の女の子のキャラもゲスト扱いではなく多数出すことができ本当に楽しかった、
私の好きな女子の見本市です。
（読者に全然人気なかった「お恭先輩」も私の好きなタイプです）
私は女子校育ちで女子のみに囲まれて思春期を送ってるので、女子に対して
タレント&モデル・アンミカさんのキラーフレーズ「白って200色あんねん」くらいの物差しを持ってると自負しております。
というわけで、
「かわいい女」というお題を仮に出されても
「女の可愛さって200通りあんねん」って妄想し始めます。楽しい（趣味）
（その妄想力をもっと男子に生かしたら私はもっと売れたんではないかと思わないでもないのですが）
（というかこれ書きながら私が少女漫画を好んで読み続けた理由、女子のバリエーションが幅広いからなような気がしてきました）
そこで今回のお題「自分のキャラで妄想する作家」です。
私はかのこ様からの付き合いの富中の女子、苗床かのこ、花井桃香、杜若麗子の3人を
「私が考えた最強のアイドルグループ」と思って描いてました。
もしかしたらこれは一般的とは言えない、いわゆる「痛い作者」なのかもですが、
アイドル好きな人って基本「この子とこの子とこの子でユニット組ませて…こういう方向性の曲で…」みたいな
プロデューサー面するのが楽しくてファンやってる人も一定層いると思うので趣味としては「あるある」だと思ってます。
（私も実際にあったユニットに対して心の中で絶賛したりケチつけたりして楽しみますし）
まぁ自キャラをアイドル視してるのがイタイって言われたらそれまでなんですが…。
でもさ…こっちも遊びじゃなく
本気〜マジ〜でやってっからさ
（アイドル視を）！（開き直り）
というわけでこの2014年のLaLa懸賞用に描いた色紙なんて完全にアイドルグループ意識。
「恋だの愛だの」なんでかのこがセンターなんですが、
妄想の中のアイドルグループでは、桃ちゃんが不動のセンターです。
山田に至っては一度もなし！（桃ちゃんと夏草くんはたまに4人組として登場してました）
既存のアイドルの好きな曲聴いて
「あー、この曲3人が歌ってくれないかなぁ」って思うのが楽しいのです。
「誰かのせいにはしない」かなり好きです。
SKE48の楽曲を全部知ってるわけではないので全部知ると順位変動するかもですが知ってるSKEの楽曲で1番好きです、名曲！
私は女アイドルの歌詞は恋愛中（ラブラブ期）かフラれたものの歌詞が好き…なぜならファンとアイドルの関係はラブラブ（夢中）かフラれた（ファンの推し変）しかないと私は思ってるから。（あくまで個人的な意見です）
あ！今後の方向性についての決意表明の楽曲も好きです（ついて行くかどうかこちらも考えられますし）
接触も楽しいけど楽曲でコミュニケーションしたいよね！（謎目線）
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と、ここまで自キャラをアイドル視して色々言ってるんですが、
私は「概念」としての女子がすきなので、
よく聞く「アニメ化したらこの声優さんがいい！」みたいなの具体的なイメージは全くないです。
（というかめちゃくちゃ無知なので、連載中、たまに手紙で「◯◯さんのイメージで読んでます」と読者の方が教えてくれるのを「なるほど」と声優さんの名前を検索して聞いたりしました。知らない世界だからこういうのはありがたいですね）
ーーーー
というわけで、私は3人のアイドルとしてのバランスはとてもいい！と思って当時描いていたんですが、
恋だの愛だの連載時に人気投票で杜若さんだけ人気なかった（1回目なんて圏外だった）ので、
今回、時を経て杜若さんをたくさん描ける機会がいただけて本当にありがたいです！！
杜若さん！今回の連載で人気でてくれ！！！！！！
（むしろ人気減ったらどうしよう…怖）
そして、この記事の最初の方に「描くのも女主人公が楽しい」とあるのですが
私は基本的に自分の漫画の主役が1番好きなので、
恋だの愛だの連載時は狂おしいほどかのこが好きだったのですが
今は山田が好きです。
と言うわけで、今回の連載の主人公は男なので、
デビューからかなり経ってやっと「男主人公で描く楽しさ」を知りました！！（遅すぎ）
描きたいものの幅がこれによりまた広がりました。
願わくは、今回の連載を機に読者の皆さんにも山田を好きになってもらいたいですね…！
そんなこんなで新連載1話目がいよいよ来週になり、ドキドキしております（11月24日発売のLaLa2024年1月号から連載開始）
そして「新規読者の皆様にも新シリーズが楽しめるように」と、白泉社の漫画アプリ「マンガPark」の粋な計らいで
11月20日〜26日まで
「笑うかのこ様」「恋だの愛だの」が
全部無料で読めます！
雑誌で全話読んでるから単行本は読まなくても知ってると言う方も
恋だの愛だの11巻（最終巻）の巻末書き下ろし漫画を
山田編が始まる前に、無料で読めるこの機会に読んでおいてもらえると助かります！（1話目は別にいいけど2話目読む前に読んでいたら2話目がより楽しめると思うので）
と言うわけで
初見の方が全巻読めるこのチャンスを有効利用すべく
山田と杜若さんが出る回をまとめなければならん…！
と思ってます！
ので！近々！まとめます！
（と言いつつまだ何もしてない）
（間違いなく今回のどうでもいい妄想の話より出演回まとめを優先すべきだった）
（スケジュール管理苦手すぎる）
（ていうか今日17日ってことは…？時間なさすぎ問題で不安になりつつも）
がんばりまーす！
ではでは〜！
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