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辻タダオの三多摩だより14

関東南部はまったくもって憂鬱な雨の11月22日、
身体を冷やさぬように気を付けねばっ!
というところでnoteの「お題」に乗っかる。
#いまから推しのアーティストを語らせて
なのだが、ちょっと主旨とは外れるかもしれない。
というのも主催しているLINEMUSICで
検索かけても、取扱い「5600万曲」に入っていない
あまりにもレアなものを推そうとしているからだ。
そもそも「アーティスト」が誰かもちょっとわからない。
というのも映画のサウンドドラックなので
演者が一人に絞り切れないし、音楽担当者のことも
日本語でググった限りにおいては詳細が掴めない。
私が推すのはジャン・ルノワール監督「河」(1951米)↓

の「サウンドトラック」なのであるが、
その「盤」は2019年11月現在日本国においては
全くもって流通皆無、販売停止状態。
かつていわゆるビニール「盤」、LPが販売されていたのは
間違いない。
が、いまはほぼ入手不可能な「超レア盤」になっている、と。

かつてLP盤が販売されていた
ってことを何故知っているのかといえば、
上にリンク貼ってあるDVDが淀川長治監修盤で、
再生すると冒頭に本人が登場し、
いつものように映画そのものを褒めちぎるのだが
こぼればなし的に
「この映画のサントラ盤を同年齢のJAZZ評論家野口久光氏に
貸したら返ってこない」と言ってたからなのだ。

【悲報】淀川長治、野口久光に貴重な盤を借りパクされる。

みたいなことが我々の知らないところで起きていたわけだ。

淀川長治の大御所感は自分と同世代の者であれば
テレビの洋画劇場の「サヨナラサヨナラ」で
十二分におわかりいただけると思うのだが
野口久光もかなりな大御所であり
JAZZファンなら知らぬ者はいない、といったレベル。
淀川氏のように毎週のようにお茶の間には出てこないってだけで。

そういう「稀代の収集家」である大御所JAZZ評論家が
大御所映画評論家から「借りパク」しちゃうってどんだけー!
って思ってしまうのが市井の一庶民感情というもの。

映画本編が始まる前にこうゆう話聞いたら、
そりゃまあ俄然音楽にも聞き耳たてるというものである。

で、ウィキペディアの日本語ページだと
この映画の音楽は「M・Aパーサ」とだけ記されていて
赤文字になっててリンク先は無い状態。

いずれにしてもこの映画は
ジャン・ルノワールがファンに頼まれて
インドの綺麗な画を撮ってきてくれ、みたいな流れで
制作されたってことなので
音楽も現地インドのものが直で流れてる時間の方が多い。

こういうダンスシーンもあったりなんかして、
色彩も音も実にゴージャスなわけだ。

映画のストーリーそのものは欧米人家族視点のものだから
このyoutube動画のような場面で埋め尽くされているわけではない。

ただこの動画見たら、
「サントラ」盤
聴きたくなるでしょう。
なりますよね。
ならないはずがない。

というかまあそもそも国内盤淀川DVDよりも
海外でアップされてるこのyoutube動画の方が
あきらかに画像鮮明なので
サントラ盤よりなにより
DVDなりブルーレイなりで「4Kレストア版」
の類を出してくれよ!
ってのが先ですかね(^^♪

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