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アレの魅力、、、ヒアリング報告<1>ドバイなら(苦手な)バブリー体験で、バカになれるらしいよ!

「最近、ドバイが流行ってるらしいですよ」
というタレコミから始まった写真家・後藤くん(※1)との飲み会。

「ガバイ」はかつて流行った(※2)とは聞いているが、「ドバイ」のホット情報はまだワタクシには届いていない。ちなみに、「ポパイ」は昭和から続くファッション誌だ。近所の古本屋で1200円で、バブル全盛期の「ポパイ」(※3)が販売されていたことは知っている。しかし、「ドバイ」の波は届いていない

「ドバイ? 金持ちか、金持ちになりたい人しか住んでない国でしょ? ワタクシには関係ないよ」と思いつつも、いろいろ調べてみたら、日本にかつて起きた「80年代バブル(※4)」ムード満点の国ということがわかった。

まず、見つけたのは、「フライングカップ」っつう円盤型アトラクション。ドバイの街並みを見下ろしながら、ドリンクを味わえるという地上40mの円盤型アトラクションだ。「そんなバカ高い場所で、ティータイムを楽しめるのか?」と心配になるスポット。

「ティーは、地上で楽しみたい」と常々思っているワタクシ(※5)にとっては信じがたいことだが、「フライングカップ」の利用者は「怖かったけど、ティーは楽しめたわ!」などバブルムード満載の口コミ多数

街並みを見下ろし、恐怖を味わいながら、ティーも味わう…。「恐怖」と「ティー」という無関係なものを無意味に合体させた、実にバブリーな遊びだバブリーなことが苦手なワタクシ(※6)だが、一度は修行(※7)のつもりでバブリードバイを体験してみてもよいのかもしれない。新しく視野が広がるかもしれない。

次に見つけたのも、”高さ”が売りの建造物「ドバイフレーム」高さ150m・幅93mの額縁型超高層ビルだ。ビルの中に入ったら、ビル最大の特徴でもある「額縁」であることをまったく感じられなくなるという禅問答のようなビルだ。実にバブリー。バブリービルだ。

ちょっとネットを叩いただけで、ドバイバブリー情報はどっさり出てくる。
そして、「あなたが今、日本ではもう体験できないバブル体験をやってみる気はないかい? バブリー体験は、バカになれるから楽しいんけど、どう?」と、ドバイがワタクシに問うている気すらしている。

【注釈】

※1)写真家・後藤くん
…後藤巧。これまでマッシュルームカットだったが、いろいろあってかどうか原因は知らないが、坊主になった写真家。ラブレターズの溜口佑太朗似。

※2)「ガバイ」はかつて流行った
…島田洋七・著『佐賀のがばいばあちゃん』のこと。映像化・舞台化の際、がばいばあちゃんを演じたのは、吉行和子、香山美子、泉ピン子、大空眞弓、そして、島田洋七も。母を演じたことがある武田鉄矢状態と化している。ちなみに、「佐賀のがばいばあちゃんDS」というニンテンドーDSのゲームにもなっている。

※3)バブル全盛期の「ポパイ」
…表紙が良い。

※4)80年代バブル
…84年生まれのワタクシにとっては記憶すらないのが80年代バブル。「万札をちらつかせてタクシーを停める」という下品な行為が散見された時代。

※5)「ティーは、地上で楽しみたい」と常々思っているワタクシ
…高所恐怖症なので、美味しい紅茶は是非とも地上で楽しみたいです。

※6)バブリーなことが苦手なワタクシ
…ガハハなカルチャーが苦手です。

※7)修行
…ワタクシが20年来「カッコイイ!」と思い続けているみうらじゅん師の生き方。


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