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#3 業務効率化には順番がある

札幌でちいさな貿易商社を経営している、つじけ(tsujikenzo)です。noteでは、Tweet以上、技術ブログ未満の、アウトプットを行っています。

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今日は、業務効率化の順番について、文字にしてみたいと思います。

そもそも業務ってなに

日頃から業務効率化に興味がある人にとっては、新聞やニュースなどで、業務効率化を扱う記事がとても多くなってきました。(それはあなたが興味があるからです。)

あなたが、組織を束ねる役職につかれているばあいは、やみくもに手を付けるのではなく、業務全体を俯瞰して、業務効率化の設計図を書くスキルが求められるでしょう。

これは、企業だけでなく、コミュニティやサークル活動の円滑化にも言えることです。

2種類の業務

事業活動は、おおきく、バックオフィスとフロントオフィスの、2種類に分けられます。

そして、単純にこの2種類をくらべると、バックオフィスの方が業務効率化のコストは低いです。

結論

よって、まず、バックオフィスの業務効率化から手を付けるべきです。

世にあるものを使う

では、どうやって業務効率化するのか、という話ですが、業務効率化のコストが低いということは、もし、バックオフィス用のソフトウェアを開発すれば、その仕様変更頻度は少ないということです。

仕様変更頻度が少ないということは、供給されるソフトウェアは多くなります。開発がラクだからです。
世に、経理、総務、人事などのSaaS(Software as a Service)が多いのは、そのためです。

クラウド勤怠管理など便利なものは、どんどん使っていきましょう。「これと同じものを自社でExcelで作れないのか?おい、君、パソコン得意だろ。どうなんだい!」なんて思わないことです。あまりオススメしません。思ってもいいけど、パソコンが得意なことをまず評価してあげてください。はい。彼、彼女の賃金を上げるのが先です。

バックオフィスの業務改善を行うということ

生産性を上げるという文脈において、バックオフィスの役割は、投資資源を最大限抑えるということです。つまり、労働時間の圧縮です。

しかしながら、労働時間を圧縮したからって、すぐリストラされるのかと言われたら、そうではありません。

では、空いた時間になにをすればいいのか、ということですが、お客様へ価値を提供する活動に、時間を使えばいいのです。

コストセンターからの脱却

これまで、バックオフィスは、コストセンターと呼ばれ、フロントオフィスを支える管理部門という位置づけでした。

しかし、デジタル化によって、さまざまな業務改善が行われ、バックオフィスのコストが下がると、会社全体は「顧客と接して利益を生み出す組織」になっていきます。

これが、DXが始まろうとする、企業の姿です。

コアドメインでの事業活動

なので、組織のなかで、直接顧客と接して利益を生み出す部門が、業務効率化に手を付けるのは、相当ハードルが高いと思います。

それこそ、「業務効率化」より「価値創造」という言葉の方がふさわしいかもしれません。

企業がもっとも価値を創造している領域のことを、コアドメインと呼びます。これまでバックオフィスと呼んでいた部門は、汎用的な作業を行う部門と、価値を創造するサポートを行う部門に分かれていくでしょう。

引用元:バックオフィスの3つの進化の方向性とは グロービスの吉田教授に聞く

経理部の知識を持った人材が、コアドメインで活躍している、なんて話も聞いています。

ひとことで「業務効率化」というと、頭がパンクしそうですね。学習コミュニティ「ノンプロ研」のオンライン懇親会(毎日22時開始)では、こういった真面目な話もしています。

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