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底が抜けなかった企業研修と贈賞式で初対面!の巻:JPDA主催日本パッケージデザイン学生賞2023

こんにちは!
ツジカワのカタヨセです!

さて、前回ツジカワのパッケージデザインにかける思いと、学生賞の審査会についての記事を書きました。

今回はその後に開催された受賞者への企業研修と贈賞式の様子を取り上げます。

2023年11月某日、日本パッケージデザイン学生賞の入選・入賞を果たした学生さんたちがツジカワデザインセンターに企業研修に来ることとなりました。

ツジカワ東京デザインセンター(TDC)について

ここでTDCのご紹介を少し。

TDCはツジカワのデザイン部隊とも言うべき部署で、多様化するニーズの中、型の作製だけではなく、ツジカワがお客様にデザイン提案から行うことができるように2009年に創設されました。
現在ではデザイン提案のみならず、3Dモデリングデータの作成や、3Dプリント造形、弊社展示会ブースのデザインなど広範囲の業務を担っています。

今回学生さんたちには、型作製だけではないツジカワの側面を知ってもらおうと、TDCに研修に来てもらうことになりました。

学生さんたちが・・・来る・・・!!!

企業研修当日、カタヨセはTDCにてぼんやり学生さん達を待っていました。

しかし、マネージャーの大東はじめ、TDCの面々はなぜか深刻な面持ちを浮かべています。

緊張のため?業務が忙しいから?
いえいえ、我々の脳裏にはある懸念があったのです。
それは


いや、どんなボッロい社屋やねん
と思われるかもしれませんが、元々あった建物をTDC創設時(2009)に全面リニューアルしているため見た目にはそれほど古い感じはありません。

TDC外観

ただそれほど大きくない建物のため、そんな数の来客を迎えたことがないんですよね。

今日のためにスリッパだけはめっちゃ買い揃えた。

「まぁ・・・最悪1階に大型3Dプリンターあるし支えてくれるかも」

大東がうつろな目でつぶやきます。

脳裏に浮かぶ世界びっくりニュースみたいな危機一髪映像。
そんなことで得たくない、知名度を。

そうこうしているうちに学生さんたちがやってきました。
先にワークショップやら他社の企業見学もしていて、ツジカワは最後の訪問企業。
移動もあって正直クタクタだったと思いますが、皆さん真剣にこちらの話を聞いてくれました。


透明色の出力が可能な精密フルカラー3Dプリンターなど、
普段なかなか見られないであろうツジカワの保有機械を色々見てもらう。
それはさておき画面中央に手が浮いている・・・
大型3Dプリンター
大人が5,6人入れるぐらい大きい。
ツジカワの業務やTDCの関わった仕事を動画を交えて説明。
基本的に発売前の製品を扱うためなかなか表立っては言えないが、
ツジカワの業務は意外と幅が広い。
出席者+ツジカワ社員で約30名
TDC最大積載量更新の記念写真

※実際は都の定める建築基準に沿った建物であり、大人が30人入ったとて底が抜けるということはありません。念のため。

贈賞式

翌日、贈賞式が開かれました。

この日に向けて学生コンペ委員の方々が奔走していた様子を見ていた者としては身が引き締まる思いです。

企業賞贈賞のため、弊社の社長も出席しました。

スポンサーロゴの前でパシャリ

私:「社長、昨日TDCで企業研修でした」
社長:「あぁ、どやった?」
私:「大丈夫でした!底、抜けませんでした!!!」

質問の意図を全く汲み取らない自信に満ち溢れた答えを社長がどのように思ったかはわかりませんが、会話はそこで終わりました。

さて、贈賞式が始まり入賞者が会場に入場します。

この時点では作品名と名前・顔が一致していないので、
誰があの作品を作った人なのだろう、と思いながら眺める。
入選者への贈賞のあと、審査員の方々によるトークショー。
今回の入選・受賞作品へのコメントや
審査会の感想を語り合う

トークショーのコーナーでは学生さん達から審査員への質問コーナーも設けられており、学生さんたちは、積極的に自分の作品に対する講評を聞くなどされていました。
勇気あるなぁ。えらいなぁ。

続いて入賞者の贈賞式が始まり、次々と受賞者に賞状が手渡されていきます。

大賞を受賞した穴吹デザイン専門学校
綾野 裕次郎さん
作品名「ボーッと入浴剤」
ツジカワ賞を受賞した専門学校日本デザイナー学院
伊東 未夢さん
作品名「扇子(せんこ)ちゃん」
伊東さんと初対面!
ツジカワ賞受賞おめでとうございます!!
入選者・受賞者の記念撮影

受賞者の出身校を見ていると、デザイン系の学校や学科出身の学生さんが多くを占めるものの、デザイン専攻ではなさそうな学生さんもちょこちょこ見受けられました。

ユーザビリティについて研究しています、という方や、
視覚効果について研究しています、という方もいて
パッケージデザインっていろんなアプローチの仕方があるなぁ、と改めて気付かされます。

余談ですが、休憩時間に外のソファにいると、
惜しくも入賞できなかったと思われる学生さんの「あーー悔しかったなぁ」という声が聞こえました。
500を超える応募数の中で入選を果たしただけでもすごいし、そもそも作品を期限内に仕上げて応募する、というだけでも実はなかなかできることではありません(学生時代期限ギリギリでやっつけ仕事なレポートを出していた勢)。
今回惜しくも受賞とならなかった方も応募資格のある方はぜひ、次回挑戦してほしいと思いました。

受賞作品の数々は学生賞HP学生賞のインスタグラム(@jpda_student_awards)からも確認できますので、ぜひ御覧ください!

ツジカワの副賞は・・・・

さて、贈賞式も終わったのでおつかれおつかれーと解散したいところですが、実はツジカワの仕事はこれからでした。
ツジカワは大賞と企業賞の副賞として「作品の具現化」を掲げていました。

ツジカワの持てる技術と知識をフルに活かして「ツジカワに具現化してもらえて良かった」と思ってもらえる作品作りをしたいと思います!

普段の業務であれば、パッケージの設計はデザイナーさんや製作会社さんがするため、パッケージの制作にイチから関わるということは我々にとっても色々と勉強になりそうです。

というわけで学生賞の作品具現化編に続きます~




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