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【日記】8月2日(金)

諸用で東京に行くとき、「私は本当にここ住んでたんだっけ」と思うようになったことに気付く。

実際に住んでいたのは10年も前の話で、暮らしていたのもたった4年間だった。電車の路線も忘れかけているし、駅構内でぐるぐる迷ってしまう。(いや、それは住んでた時も迷ってたかも…)

私が東京出てくるきっかけは大学進学だった。もっと遡って言うと、幼い頃から父に「お前は慶応入れ」と言われて育ったことによる。

日本でも指折りの田舎に住んでいながら、最難関私立大学に合格するビジョンが見えなくて、学生時代はずっと悩んでいた。実際落ちた。

勉強のことや成績のことをずっと言われるのは本当に辛かった。小学生の頃、「世にも奇妙な物語」をて見ていたら「それで慶応に入れるのか」と言われたことがある。一事が万事そんな感じだった。

子どものときは何かとぶつかっていたけれど、東京の大学に進学することを許してくれた父に感謝している部分があるのも事実だ。

今では年に1回来るか来ないかになった場所。
体は今暮らしている地元にすっかり馴染んでしまったけれど、私にとって大切な場所であることは変わりない。

そういう場所が沢山あったら、きっと楽しいだろうな。

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