見出し画像

ジメジメの季節は免疫機能の低下にご用心

梅雨も始まって雨の日が続いております

洗濯物が乾かない

食べ物が腐りやすくなる

それ以外に困ったのは、「免疫機能の低下」です

この時期の体調の悪さは、免疫機能の低下が原因ではなかろうかということで、今回は免疫についての解説記事となりました

今回の記事でわかること

・免疫の種類についてわかる

・免疫の働についてわかる

・免疫の仕組みについてわかる

以上のことについて解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください

ちなみに、次回は免疫の高め方について解説しますのでお楽しみに^^

免疫とは一体なんなのか?

画像10

私たちの生活している世界では、埃やウイルス、最近などさまざまな遺物が存在しています

これらが体内に侵入することによって病気になったり体調を崩したりします

最悪の場合は命にかかわることもあります

このような外敵から身を守っているのが免疫というシステムなのです

皮膚や粘膜で異物の侵入を防いだり、侵入された場合は白血球がその異物を撃退する働きがそれです

詳しくは

風邪をひいたときに熱が出るのも、体が病原体と戦っている免疫反応です

この生きてく上で欠かせない免疫機能を維持していく力が免疫力である

免疫の防御システムは2段構え

画像11

出典「進撃の巨人」諫山創

異物から体を守る最初の壁は、「皮膚や粘膜」です

皮膚は体に異物が入らないように物理的にガードします

唾液や涙などの粘液は殺菌作用で異物を撃退します

これらを突破されると、白血球が病原体をぶっ殺します

ここまでが誰もが生まれつき持っている自然免疫です

その先のガードは、免疫細胞が抗体を作って病原体を退治する獲得免疫が働きます

獲得免疫・・・獲得免疫には、一度侵入した病原体の情報を記憶し、再び侵入された時に素早く対処できるよう学習することができるという特徴があります

一度かかった病気にかかりにくいのは、この獲得免疫が抗体を作ることで、ウイルスなどの抗原を処理してくれているためです

獲得免疫は自然免疫のように先天的に備わっているものではなく、後天的に備わるものです

ジョルノジョバーナも獲得免疫で助かっている^^

画像1

出典「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦

免疫の中心は白血球

画像2

出典「はたらく細胞」清水茜

皮膚や粘膜の壁を突破されたときに活躍する「白血球」

こいつが始末できない体は病に蝕まれていますので、こいつが最後の砦です

免疫のスーパーエースです

白血球というのは血液中の成分の一つですが、一言で白血球と言っても種類が結構あります

画像3

単球・・・白血球の中でもっとも大きな細胞群。マクロファージと樹状細胞がある。マクロファージは異物をなんでも食べてしまう「貪食細胞」と呼ばれる。樹状細胞は異物を食べてその情報を記憶し、他の細胞に伝える

リンパ球・・・血液とリンパ管をめぐる細胞群。がん細胞とも戦うNK細胞と、病原体の性質を分析して活動する獲得免疫チームのT細胞およびB細胞がある。1度かかった病気にかかりにくくなるのは、この獲得免疫のおかげ。

顆粒球・・・殺菌作用のある顆粒を持つ細胞群。好中球、好酸球、好塩基球がある。好中球はマクロファージとともに自然免疫の中心で、最近やカビを食べる。ただし食べた後は死んでしまい、死骸が膜となって残る。

ちなみに献血など血液検査で白血球の数値が低いと、これらの免疫細胞が少なく、病気に対する戦闘力が低い「ゴミ」状態と診断されます


画像4

出典「ドラゴンボール」鳥山明

白血球は協力して病原体と戦う

画像12

たくさんの種類が出てきて少し複雑ですが、白血球はこれらのたくさんの種類のものたちと協力して病原体と戦います

①自然免疫チームのマクロファージや好中球が病原体を食べて駆除する

こいつらだけでは手に負えない場合、他の細胞に助けを求めます

マクロファージが病原体の侵入を知らせ、樹状細胞は病原体の情報を伝えます

②その情報を聞いたヘルパーT細胞は攻撃命令を出す

画像5

出典「はたらく細胞」清水茜

B細胞は病原体に適した抗体を作り、その抗体とキラーT細胞が病原体を攻撃します

画像6

出典「はたらく細胞」清水茜

そして、病原体を倒したら、サプレッサーT細胞の合図とともに終了です

N K細胞だけは独自に働き、感染細胞やがん細胞の破壊を行なっています

画像9

出典「はたらく細胞」清水茜

免疫が低下するとどうなるの?

画像13

免疫は体を守る大事なものであることは理解できたでしょうか?

ストレスや加齢、生活習慣の乱れなどにより、その力を存分に発揮できなくなってしまうこともあります

免疫力が低下すると病原体と戦う力が弱くなるので、いろんな病気にかかりやすくなり、その病気が治りにくくなったりします

生活習慣病やアルツハイマー、胃潰瘍などは、免疫細胞の働きが弱くなると発症しやすい病気の一つです

その他、肌の免疫力が弱まれば肌は荒れやすくなり、粘膜の殺菌力が低下すれば口内炎ができたりします

これらのように免疫力の低下はいろんな悪影響をもたらします

なので、普段から食生活や生活習慣を見直し免疫力を高めるように努めましょう

免疫が過剰に反応するとどうなるの?

画像14

免疫機能の低下は問題ですが、免疫が過剰に働くのもこれまた問題です

丁度いいくらいがちょうどいいのです

例えば、花粉症などのアレルギー症状は、抗体が過剰に作られることで発生する現象です

ハチなどに刺されてショック症状を起こすアナフィラキシーも、アレルギー反応の一つ

また、免疫細胞が情報を伝えるときに、サイトカインという物質を出しますが、これが過剰に発生すると身体中で炎症が起きて最悪の場合、血管がつまり「心筋梗塞」「脳梗塞」を引き起こします

こうした免疫過剰は、現代を生きる我々の生活が清潔すぎるのが原因と言われていますが、真相はまだ解明されていません

きれいなことはいいことですが、あまり清潔にしすぎないというのも一つの手です

まとめ

免疫とは外敵から身を守っているのが免疫というシステムなのです

皮膚や粘膜で異物の侵入を防いだり、侵入された場合は白血球がその異物を撃退する働きがそれです

防御システムは2段構え

皮膚は体に異物が入らないように物理的にガードします

唾液や涙などの粘液は殺菌作用で異物を撃退します

免疫力が低下すると病原体と戦う力が弱くなるので、いろんな病気にかかりやすくなり、その病気が治りにくくなったりします

生活習慣や食事を見直そう

過剰な免疫反応は、清潔すぎるのも原因かもしれない

今日言いたいことはそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

画像7

画像8


この記事が参加している募集

みんなの防災ガイド

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?