ふるさとへかえりたい。

ふと、そんな思いがよぎる。
お盆のある日。
今日は、８月１５日。

ここ最近、個人としての私が尊重されていないと感じる事が
多々あって。

妻として、母としてのことももちろんどれも全部大事なんだけど。

その土台になっている、私。
ただの私の、からっぽさに何だか急に焦りを覚えて。

勉強し続けることやただ目の前のことを頑張る事でしか
その、焦りは埋められないのだけど
例えば、仕事の事について、と言うか、職種や働き方についての
注文が入ったり。

え？っと、思うことがたくさんあった。
正直、自分をとりまくさまざまなものが煩わしくて。
そういうモノたちと、一度しっかりと線を引いて距離を取りたくなったりしている。それは、解決ではないと思うけれど。

そうでもしないと、自分が見えなくなりそうで。
なんだか、苦しい中にある。

無意識に吐き出される、言葉の何気ないニュアンスに
本当のところ、傷付いたり、しんどいなって思っているのに
そういう、自分の気持ちを見ないふり、気付かないふりをして
へらへら笑っている。
そういう、私が一番良くないんだけど。
もう、相手へ何かを伝えるという気力すらなくなっている。
どうせ、わかりっこないと諦めている自分がいる。

人生はリセットなんてできないけど、またどこからでも
スタートがきれると思っている。
でも、例えば、これが40代、50代になってからだとどうかな？
体力、気力ともに今の自分がそのまま歳を重ねていったとして・・・
そういう、ガッツみたいなものが圧倒的に足りない気がしている。

まだ、30代のうちなら。どうかな。
多少の無理はききそう。自分の体力的な問題だけど。

街には、帰省してきて旧友と楽しそうに過ごす人や
家族そろって過ごす人。
そういう、楽しそうな人達を眺めるたびに
あぁ、ふるさとへ帰りたいって思ってしまう。

生まれ育った地の、時間の流れ、空気の重さ、香り。
そのどれもが、自分自身を癒してくれるそんな気がしている。

叔父のお墓にも手を合わせたい。

なんだかんだ、私は、きっと、かえりたいんだと思ってる。