犬のポテトについて。

夫の実家で飼っているポテト。
ポテトのパパはマッシュで、連続すると「マッシュポテト」になるのだけど。

このポテト11月1日に14歳を迎えて、本当に老いのスピードが
早まってしまいました。

私達は、4年ほど前に夫の両親と同居していた家を出て
すぐ近くに住んでいますが、会うたびに、足腰が弱くなっていたり
耳が遠くなっていたりと段々と老いてきているポテト。

長いこと一緒に過ごしてきたペットというよりも家族。
そんな家族の一員の老いを受け入れることは、簡単なようで難しい。

昨日の午後。息子たちへ
「ポテトが、動かなくなってきたよー」と言う連絡が入って
息子たちは、家を飛び出して行った。

走れば1分もかからない距離なんだけど、電話のすぐあと
息子たちが行って「ポテー!」と呼ぶと
それまで、眠っていて動かなかったポテトが動き出したそう。

息子たちがいる間は、起き上がって
手をペロペロなめたり抱っこされたりと
いつものポテトで居ようとしてくれてる。

これには、飼い主の夫の両親もびっくりしていて。
「お前たちがくると元気になる!」と言うほど。

この、ポテト、生まれる時から見ていたし
子犬の頃からも見ていたし
「死んだふり」の芸を仕込んだのは私で。
ちょっと、野太い鳴き声がチャームポイントで。

ポテトとの日々を思い出しています。
やっぱり、切ない。

夜も、みんなで、夫の実家へ行き
ちょうど節分だったので豆まきをして。
その中に、ポテトの姿もあって。
私達が、行くまでまた、寝ていて動こうとしなかったそうなんだけど
行ったら、また、起き上がっていつものポテトで居てくれた。
息子に抱っこされて「いだてん」も見た。

可愛いまんまるの目は、白内障がすすんで、目の筋力も衰えてしまって
半分位しか開かないけど、それでも、可愛いポテトの姿。そのまんま。

本当に、その時が来てしまうのかな。
まだ、実感もわかないけれど。
きっと、そう遠くはないのかもしれない。

今まで、何度か、生と死の別れはあった。
それでも、やっぱり、胸がざわざわするし。
慣れることもないし。

息子たちにとっては、犬がいる生活は生まれたときから当たり前で。
そんな、当たり前の日々が、もしかしたら、どこかで終わろうとしている。

もう一匹、リキと言う犬が居たのだけど、4年前に永眠。
このときも、息子たちは、泣いた。
長男は、吐くほど泣いた。

ポテトがすこしでも痛みを感じることが少ないようにとか
少しでも快適に生きられるようにとか。
そして、なるべく沢山会いに行こうだとか。
そんな想いでいっぱい。

色々な事を思う、平成最後の冬のある日。
もっと生きて欲しいだとかは、人間のワガママなのかもしれないけれど
ポテトの心臓が鼓動を止める時には、そばに居て見守ってあげたいなと思う。

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