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日記、ときどき本|0802-0808



0802|忖度が一切ない会話、でもないのか。

川上弘美 著『センセイの鞄』を読む。誰に薦められたっけ、って言うくらいいろんな人に薦められた名著。まだ百頁ほどでは、残念ながらまだ良さをつかめない。でも、スルスルと百頁を読んでしまえるほどなので、とても読みやすい文章なのだと思う。主人公ツキコ(40歳目前)とセンセイ(70歳くらい?)のつかず離れずの距離感がなんだかいい。あと会話。その場を取り繕うとか、相手に気に入られるとか、そういった忖度が一切ない会話。これが心地いい。


0803|他者についてどれくらい書いてもよいのか

日記を書いていることを、身近な人には誰にも言っていない。なのに、日常とはすなわち身近な人たちとの生活なので、許可もなしにその人たちが登場しているのはどうなんだ。と、最近思った。うーむ、その人たちの名誉を毀損するようなことは書いていないことは前提にしても、他者についてどれくらい書いて良いのかいまさら悩む。かといって一人一人許可をもらうには、大変すぎる。もちろん個人の名前を出すような場合には、許可をもらうけれど、それ以外の場合は……となる


0804|同窓会で再会したような

今日から日記本を置いてもらう不定期書店が開店した。日中は仕事だったけれど、夜はその書店に顔を出させてもらう。閉店後に書店主催で読書会を企画されており、それに参加するためにInstagramでのSNSつながりの方たちも来ていた。私も参加する予定だったのだけれど、誰がくるのかは全然知らなくて、そこにいる面々を見てニヤけてしまった。小学生の頃の友人に十数年ぶりの同窓会で再会したときのような、気恥ずかしさと懐かしさがそこにはあって不思議だった。彼らとは出会って一年くらいなのに。


0805|息子、発熱

息子、発熱。7月はじめにRSウイルスに罹ってから、さらに身体が弱くなっている気がする。朝一で病院へ連れて行き、診察してもらうも呼吸音のゴロゴロもなく、喉もそんなに腫れていないとのことで、一安心。医院も来週お盆休みに入るからという理由で、薬を多量に処方してくれた。


0806|青春かよ

今日は妻の友人らと一緒にバーベキュー。兵庫にあるバーベキュー会場へ向かう。彼女には大学時代から今も家族ぐるみで仲の良い男女が5人いて、今もたまに集まるらしい。それぞれに家族や子どもができて、いつも賑やか。息子の熱は1日でさがって、すっかり元気になった。

バーベキューに来ていた一人の女の子(5歳)が赤ちゃんが好きらしく、一日中ずっと息子(2歳)の世話を焼いてくれていた。どこへ遊びにいくのも息子の手を引いてくれたり、まだ重たいだろうに抱っこしようとしてくれたりもした。息子も彼女に懐いて最後には、ずっと彼女を探しまわっていた。子どもたちが見つけた木の棒を息子も持ちたがって、女の子が棒を「はい!」とくれる。彼女には弟がいるのだけれど、自分には木の棒を与えてもらえずヤキモチを妬いていた。申し訳ない。


0807|筋肉痛

朝目覚めると筋肉痛。昨日のバーベキューの荷物運びが、身体に堪えたらしい。相変わらず貧弱な私の身体。息子の熱は下がっていて、朝からずっと走り回っていた。これくらい元気なら、と妻が保育園に預けに行ってくれたのだが、やっぱり昼くらいには体温が上がってきたみたいで、帰らされる。妻が迎えに行ってくれた。


0808|さみしい夜にはペンを持て

『さみしい夜にはペンを持て』を読む。嫌われる勇気の古賀さんの著書。「日記を書くこと」について、その意義と方法を対話&物語形式で示している本。これを購入した時には、こんなにも日記を推奨している本だとは知らなかったので、古賀さんが日記推しだったことにびっくり。RPGで仲間にできるとも思っていなかった最強の賢者が、思わず仲間になったみたいな感じ。

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