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デザインと、読書と、


まえがき

あけましておめでとうございます。
しばらくnoteを上げてなかったですね。

というのも11月ごろから転職活動をしてました。それも成果あって、ある事業会社に社会人インターンでジョインさせていただくことになりました。

あとは最近読書習慣がついてきたような気がして、読書が苦じゃなくなりました。なので最近読んでよかった本についてサラーっと感想を書いていこうかなと思います。読んだ時系列もバラバラです。

「ついやってしまう」体験のつくりかた

元任天堂のゲームプランナーの方が、UXデザインを平易に楽しく書いた本です。これはかなり面白かったです。

内容の射程が案外広くて、ゲームから始まり、UXデザイン・会議・プレゼン・子育てなど、かなり汎用性が高いです。

本書の構成自体がゲームの体験設計に基づいているので、読んでいるだけで面白いです。二度目を読んで、気づくこともたくさんでおすすめです。

「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問

具体と抽象を行き来して考えましょう、的な本です。最初はそりゃそうじゃん、って感じで読んでました。
ただ「具体と抽象」の観点で、コミュニケーションギャップ、認知バイアス、社会構造を説明するのがかなり面白かったです。バカの壁のノリです。

行動を変えるデザイン

UXデザインのゴリマッチョな実用書って感じです。流石にインプットしきれません。
これをそのまま100%実践するっていうよりも、各フェイズで「何に取り組むべきなんだろう」、「どの観点から分析するんだろう」みたいなことを迷った時に、考えるための手引きになりそうです。
辞書的な形でチェックできる位置に置いておきたいです。

史上最強の哲学入門

UXのことを考えてると、哲学について軽く学びたくなりました。
高校時代に習ったはずですが、そんなもの頭から全部抜けてたので入門書で学び直しです。本書では西洋哲学のみを扱っています。
基本的にどの哲学者も、気難しそうで理屈っぽいのに、人間のこと大好きじゃん、みたいな感じがあって好きです。

人間の悩みも社会の歪みも、結局古代ギリシャの頃からほとんど何も変わってなくて、おんなじことばっか繰り返してるんだなと感じます。

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

こちらは東洋哲学バージョンです。同じような感じで、わかりやすく読めるのかなと思ってたら、全く質感が異なります。西洋哲学と東洋哲学ってこうも違うのか。

西洋哲学者達はかなり論理的・科学的です。無知からスタートして、理屈や根拠を地道に積み上げて1つの知見に到達します。

ただ一方、東洋哲学者達は「真理に到達した」と最初に言い捨てます。理屈も根拠もないんでかなり眉唾です。
言葉(議論や勉強)ではなく、身体(修行や実体験)によって真理に到達するスタンスです。

私自身には西洋哲学の方がフィットして、東洋哲学の考え方は少し苦手です。
学校教師あるある、パワハラ上司あるあるを聞いている気分になります。

もしアドラーが上司だったら

「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」を読んで、アドラー心理学に興味が湧いて、ダメ押しで読みました。

アドラー心理学を実践する上司と、それを学んで成長していく部下のお話です。「課題の分離」や「勇気づけ」の概念を実生活に当てはめて、物語調で描いた本です。

自己啓発書の類は全部捨てて、アドラー心理学だけでいいんじゃないか?」と個人的には思いました。とにかくシンプルで強い。

内定者への手紙 シリーズ

これもかなり良くて、ビジネスハウツー本はこれ以外全部燃やしていいんじゃないかと思います。仕事ができるお兄さんが親身にアドバイスしてくれてる感覚です。

内容としては、よくある仕事術本を「抽象度を上げつつ、解像度をキンキンに上げました」と言う感じです。

目的→心がけ→行動→細部の注意点 の流れがかなりスムーズで、デザイン思考そのものです。

あとがき

もしおすすめの本とかあったら教えてほしいです。なんらかの手段で。

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