マガジンのカバー画像

スタートアップ

556
運営しているクリエイター

2019年5月の記事一覧

freeeのリブランディングを支えた、デザイナーが事業に伴走する姿勢

SlackやUber、Evernote…。 ここ1年弱だけをみても何社ものスタートアップで大規模なリブランディングが行われた。企業規模を拡大しフェーズの変わるタイミングで、ブランドとの向き合いは欠かせない転換点になっているのかもしれない。 リブランディングが、ユーザーから好意的に受け入れられるか。それを大きく左右する要素のひとつに、いかに全社で取り組めるかがあるのではないだろうか。トップダウンで刷新されたブランドも、適切に実装、運用されなければ、形骸化してしまう恐れもある

なぜファシリテーターは理論を学ぶべきなのか

ワークショップデザイン・ファシリテーションを学ぶためのオンラインコミュニティ「WORKSHOP DESIGN ACADEMIA(WDA)」では、毎週土曜日に動画の学習コンテンツを公開しています。 今週の動画は、組織開発の理論と実践のバイブルとなっている書籍『組織開発の探究-理論に学び、実践に活かす』について、安斎の視点から解説させていただきました。この本、とても分厚いですが、必読です。 組織開発の歴史を学ぶことは、ワークショップのスピリットを学ぶことである実践者向けに平易

入社後3年間のキャリア提示が採用の成否を分ける

「一流大学に入り、一流企業に入れば将来は安泰」 90年代後半にキャリア教育の重要性が叫ばれるようになってから、このような価値観が疑問視されてきた。その反面、学生の大企業志向が変化することはなく、大企業も中核人材は終身雇用制で活躍してきた高学歴人材であることが多かった。そのため、大学新卒の大企業志向は30年間、いつか変わるだろうと思われつつも、大きな変化が起きることもなかった。 しかし、日経新聞の記事にある通り、「一流大学に入り、一流企業に入れば将来は安泰」という構図が、い