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後輩指導(いわゆるOJT)をしなければならない先輩社員の皆さんへ〜自分も楽になる3つのポイント

皆さんこんにちは。通販エキスパート協会事務局です。

当協会は文字通り「通販のエキスパート」を目指す方々に向けた資格「通販エキスパート検定」を実施しています。

秋は春に次いで、人事異動や新人入社が多い時期です。
春入社組がいる場合もまだまだ指導が必要な状態で、後輩指導をしなければならない方々はご苦労されているのではないでしょうか。

そこで今回は、指導役の先輩の方々のお役に、少しでも立つようなお話をしたいと思います。

新人の三大お悩み事項は「職場に馴染めない」「仕事が覚えられない」「成長実感(達成感)が得られない」とよく言われます。この3つへの先輩としての対処方法のポイントを、通販ビジネスの特徴も併せて考えながら、まとめてみました。

ポイント1 自社の通販ビジネス業務の全体像を理解させる
そのためには・・・「覚えて欲しい業務手順を前後の関連業務も含めたフロー図にして説明する」

通販は無店舗、無対面のビジネスモデルなので、業務のほとんど全てが情報システムを介して処理されます。
業務の処理手順がフロー図で表現されていると、内容も覚えやすく、処理上のミスが防げます。
また、多くの通販企業では、商品を企画する部門、媒体制作やオンラインストア運営をする部門、顧客対応や物流管理をする部門など、縦割り型の組織編成が多く、「隣の人が何をしているかわからない」ということがよくおきます。
上記フロー図に、関連する業務の担当者の部門や名前も同時に記載して、
「まずは誰とのコミュニケーションに気をつければ、業務が円滑に進められるか」も可視化しておく
と、本人の不安も和らぎます。

ポイント2 通販固有の用語を理解させる
そのためには・・・「教えたことを文書にさせ、業務マニュアルが同時にできるようにする」

通販は、RFM、CPO、CVR、維持率などの管理指標や、フルフィルメントのような業務内容の用語、利用する情報システムの名前など、入社前は聞いたことの無かった言葉が飛び交います。
私も、新人時代、RFMのRをFの意味で、FをRの意味で間違って覚えていたのを別の部門の先輩に指摘されて恥ずかしい思いをした覚えが有ります。
これは上記の業務フロー図もそうですが、用語に関しても本人に説明した内容を改めて文書にさせることをお勧めします。(そのために、説明の際には必ずメモを取らせましょう)
そうすることで、同じことを何度も質問されることも減りますし、実際に業務をした上での気づきを追記させていくことで、成長実感にも繋がります。

ポイント3 通販業務の実践からの学びを定着させる
そのためには・・・「一定期間(1ヶ月程度)は毎日5分で良いから振り返りを一緒にする」

これとやると新人の成長スピードがグッと上がります。
長時間かける必要は無く、短時間で毎日やることが重要です。
ちなみに、自分自身もよい復習の機会になったり、新たな業務改善の気づきが得られることも多いです。
また、「職場で馴染めない」「仕事が覚えられない」「成長実感(達成感)が得られない」といった新人の悩みは、先輩からのフィードバック不足が主因のことが多いので、配属後の一定期間は毎日振り返りを一緒に行い、その後は2-3日に一回、週に一回といった頻度にすると良いでしょう。

以上、いかがでしょうか。

自分はそんなことしてもらってない、自分だって忙しいのに無理、という方もいると思います。
しかし、新人が早く業務をマスターし戦力化することで、自分の業務負荷が減ったり、休みの調整がしやすくなったり、次の新人の指導を任せることができるなど、中長期的には良いことの方が多いはずです。

今回のお話が少しでもお役に立てば幸いです。


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